内容説明
決断力の無い夫、崩壊していく家庭、迫りくる新時代の波、再燃する恋――。華麗な生活の陰で繰り広げられる壮絶な戦い。孤独の中で王妃が最後の支えとしたものは? 感動の完結編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クッシー
3
面白くて昨日、今日とで全部読んでしまった。一気にマリーの人生を駆け抜けた感じ。にしても波瀾万丈。若い頃の宮廷生活が夢のよう。下り坂は一瞬。時代が王を求めなくなった途端、民衆は手のひらがえしに王や王妃を罵る。時代に取り残されたマリー。その孤独と苦しみ。時の流れは非情である。民衆や急進派を憎む彼女であったが、やがて赦しの境地に達する。それは己の運命を受け入れたということだろうか。民衆はそんなことに気づかず彼女を罵る。だが、自分の心は自分だけ知っていれさえすればよいのだ。ええい、まとめるのが難しい。2021/12/13
海野藻屑
2
女だから彼女の境遇が悪くて、身近な人さえ距離を置いてくるなんて不憫だと思うが、男性からしたら退廃的な女ってだけになるかもしれない。2017/07/06
笑顔千両
2
政略結婚で嫁いで、気弱な国王のもと勝手気ままに浪費し国の財政難を招き、愛人との恋におぼれ、革命が起きて国外逃亡を図る。その逃亡は失敗、死刑宣告を受けギロチンにかけられ生涯を終える。国王がもとしかりしてわがままなマりーを諌めていたらこんな終焉を迎えなかった?時代の流れで革命は起きていた?マりーに同情はできませんでした、宝塚歌劇の“ベルばら”のマりーは美化されていて、これを読んで目が覚めました。フェルセンとの逢瀬の場面、アデューは二度と会えなさよならなんですね、また会えるさよならはオルヴォワなんですって。2014/05/02
菊見
2
アントワネットの死までに予想外に色々あったんだと知った。王族としての気品、人間としての感情、その両方を見せてくれたアントワネットは、やっぱり魅力的な人物。2012/05/26
ふたえ
1
面白かった! 生まれた国から利用されたのも可哀想2023/12/12
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