内容説明
週末ごとに通う異世界で、列強三国とともに商人国家キトを制圧した魔術士少女・朔耶。その際、未開地アーサリムに稀少な精霊石鉱山がある事が判明。今度は鉱山発掘のための調査部隊に協力する事に。その地は、魔物がはびこる魔族組織の本拠地。朔耶は発明品を提供し、精霊の力を振るって騎士達を導いていく。だがここに来て、その活躍に危機感を抱く男が一人。キトの元最高指導者にして、魔族組織の長ヨールテス。彼は異世界から朔耶を排除すべく、ある計画を練り始め――。「やるなら『サクヤ』一人では対処不可能なほど大規模にせねばな」恐るべき魔物部隊が朔耶を、そして王都を襲う!? 大人気の異世界痛快ファンタジー、波乱の第5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
32
シリーズ物。 サクヤの規格外ぶりは相変わらず健在で、それに精神的な魅力も加わりさらに面白くなってきていると思います。今回、何か雲行きが怪しくなりそうな展開が最後の方で待っていました。歳相応の所があると思える反面、これからどうなっていくのかとても気になっています。2014/05/11
アクセプター
10
逆鱗に触れてしまった・・・母に似ないひたすら良い子のレティが居るのが救いだよね。まあ至極全うな兄弟、幼馴染に、ひとくせ在りそうな友人達の存在があれば、このまま全てから手をひくなんて事はないだろうし、主人公にはブラット達を巻き込んだ自覚もあるだろうし、まあなんとかなるでしょう。ただフレグンスが今後も他国より優位な立場で主人公とつきあうのは簡単じゃない筈2014/05/02
sion
7
朔耶を慮る気持ちと利用しようとする気持ちであの感じになってしまったのね。魔物は撃破されるも結局はヨールテスの思いどうりになってしまった展開に。フエルト伯爵はリリーの為に死力を尽くして朔耶のもとにたどり着いたんだね。二人には幸せになってもらいたいです。2016/04/17
零崎夢織
4
キトを制圧したものの肝心の頭に逃げられた三国同盟。未開の地アーサリムに向かうことに…な巻。 報復方法が嫌らしい一手なのにタイミング(時期)でしのいじゃいましたw2018/09/02
TSUBAKI Shin-ya
4
ヨールテスとの攻防はちょっと大味。最後の引きに免じて、次巻に期待。2014/05/03