内容説明
時刻表好きの少年は、終戦の日も定刻通りに走る汽車を忘れなかった。さりげない日常の点描が、激動の時代を語る。鉄路が結ぶ忘れ得ぬ心の情景。
【収録作品】/『増補版 時刻表昭和史』『時刻表おくのほそ道』『終着駅へ行ってきます』
【月報2】/「宮脇さんと汽車」(北杜夫)、「『時刻表戦後史』をお願いできませんか。」(原田勝正)、「〈連載〉近くにも旅はある(2) 小江戸号と川越」(宮脇俊三)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maqiso
4
『時刻表昭和史』は時局がどんどん悪化する中でも鉄道に乗っていたことが一種の記録になっている。時刻表を見られなくなっているの痛ましい。『時刻表おくのほそ道』は今はないような細々とした私鉄がメインで面白い。遠鉄が浮いている気がするが。2024/10/18
笛吹岬
3
本書に含まれる「時刻表昭和史」は、回顧録を客観的に補強する資料としての時刻表の有益性が見て取れ、鉄道好きの紀行文の域を超えていると思う。確かに「月報」では原田勝正氏が「宮脇紀行文学の「芯棒」の位置を占めているのではないか」と言っている。2019/07/28
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