内容説明
七臣の死にうちのめされる花房。人と揉みあった形跡、遺体のそばに落ちていたアイスピックに疑念を抱き、なぜ七臣がそこまで人と争う事態になったのか、その理由を知りたいと思う。
七臣を死に追いやった高柳は、津也子のもとに潜んでいたが、彼女の発した言葉に激昂、常軌を逸した行動にでる。隙をみて、高柳から逃れ、周の部屋に駆け込んだ津也子は、そこで花房に出会い、ふたりが語りあうなかでことの真相が次第に浮きぼりになっていく……。
見逃せない、衝撃のラストシーン。
※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かやは
7
かねてから男の強さと女の優しさを併せ持ったニューハーフの方は最強だと思ってたけど、花房さんはまさしくその代表格だった。両性具有者である彼女は裏の社会で生きているけど、誰よりも優しくて誰よりも愛を知っている。まともに社会人やってる周りの人々のエゴイストっぷりが際立っている。セックスシーンだらけだけど不思議とエロい気持ちにはならず、早く先が知りたいとがんがん読み進めてしまった。あとがきを読んで作者が女性だと知って思わず声が出るほど驚いた。2014/06/29
ルカ
3
1巻〜5巻一気読み。樹里は女の嫌な面と言われる部分をすべて備えていますね。。。2014/08/14
読み人知らず
3
一貫して成長なく、というのは花房さんと樹理かな。そう考えるとこの樹理ってキャラクターは本当に強いな。絶対身の回りにいてほしくないけどね2007/04/20
鶏モモ
2
この本は花房さんの複雑な心、よりも、樹里みたいなやつは女の恥だ!ということが描きたかったのでは?と思える。樹里は極端な例なわけで、このようなご都合主義、わが身にも思い当たる節がありぞっとする。内田春菊は強烈、すごいなあ。2013/05/06
daiyuuki
2
周の親友・高柳の異常な男尊女卑の部分が、背筋が凍りつくくらい怖かったです。高柳が、高柳の恋人を監禁して、陵辱するシーンは、吐き気がするくらいの嫌悪感を感じました。内田春菊に対する好き嫌いが別れるところですが、私は好きです。2012/03/27
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