角川文庫 目を閉じて抱いて １

著者名：内田春菊【著者】/内田春菊【イラスト】

KADOKAWA（2016/03発売）

• ISBN：9784043444175
• NDC分類：726.1

内容説明

平凡なサラリーマン生活をおくる周は、ある夜、ニューハーフパブに間違えて入ってしまう。最初は戸惑う周だったが、その店のナンバーワン、妖しい魅力をたたえる花房に心を奪われ、真剣に思いを寄せるようになる。周の交際相手だった樹里は、そんな彼の心変わりが納得できず、花房に接近をはかり……。
人間の性のどうすることもできない痛みと哀しみを大胆に描き、発表時に話題騒然となった衝撃の長編コミック。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[wasabi]

10年ぶりの再読。中学生の時にこの漫画を読んだせいで、俺の性癖の大部分は決定づけられた気がする。チンチン生えた女がいいとか別にそういうわけではなくてね。「普通じゃないもの」に惹かれる感覚というか。

2013/05/21

[ルカ]

この方の作品初読み。

2014/08/14

[読み人知らず]

多分、女の子の持ってるいやな部分を濃縮したのが樹理なのかな。

2007/04/20

[daiyuuki]

平凡なサラリーマン周は、間違えて入ったニューハーフパブで、妖しい魅力のある花房に心奪われる。周の恋人だった樹里は、周を取り返すために画策する。普通の女性の打算的な部分（自分の利益のために嘘をついたりする）やジェンダーの根拠の無さを、両性具有の花房の視点から語っていくドラマに惹きつけられます。

2012/03/27