内容説明
武田晴信(信玄)と道鬼坊こと山本勘助を通じて結びついた真田幸綱。戦乱の信濃で滋野一党を糾合し悲願の旧領回復を果たした。関東管領山内上杉家が衰退する一方、上杉景虎が勢力を伸張。真田は武田の部将として、越後上杉家と対峙し川中島合戦などで大きな役割を果たしてゆく。後に大坂方の知将として知られる真田幸村の祖父・真田幸綱の活躍。武田・真田の興亡を描く戦国大河第四弾!
感想・レビュー
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スー
20
101第三回川中島の戦いまでです。第二回川中島の戦いは武田が大損害を出し善光寺周辺を失う結果になるが謙信が上洛している間に失地を取り戻し体勢の強化を図り謙信に備える中再び謙信が攻めて来る、今度の信玄は謙信との戦いを避けながら飯富源四郎に一隊を任せ越後を攻めさせると同時に義信に箕輪城を攻撃させる。真田幸綱は義信が初めての大将となると戦いを飯富虎昌と共に補佐するが相手は百戦錬磨の長野業政、血気にはやる義信を助け面目を保つが・・幸綱の長男信綱は武田の旗本となり昌幸は信玄の小姓になり真田の前途は明るく見えるが・・2019/07/06
oyai
4
いよいよ謙信登場で、川中島の闘いに。何故信玄謙信の両者が何度も繰り返しここで戦ったのか。善光寺の当時の役割とともに、そうだったのかと理解出来る内容でした。地元のヒーロー謙信に肩入れはしたいけど、これは真田の物語だしなぁ。世代は次の世代に移り変わる様相を現してきましたが、今後も目の離せないシリーズですね2016/03/25
Ryuji
3
★★★★☆シリーズ4巻目。4巻目にしてようやく幸綱(幸隆)が武田家に正式に仕え真田家を再興、話が本格的になってきた。他の小説ではあまり書かれる事の無い第一次~第三次川中島合戦や、幸綱(幸隆)の長男である信綱が詳しく書かれていて個人的には嬉しい(真田ものと言えば幸綱(幸隆)の後は、大体の本がどうしても直ぐに昌幸にいってしまう)。次巻はいよいよ第四次川中島合戦か?楽しみです。2016/07/24
もとさん
0
微妙2016/05/17
ロハン
0
シリーズ4。 フィクションでも、源太左衛門尉信綱の話は少ない。であるから、登場してくれると嬉しい。2021/09/01