内容説明
徳川家に凶事をもたらす禁断の妖刀村正(むらまさ)が相次いで盗まれた。被害にあった研ぎ師は遊女と心中し、家宝を失った老侍は愛娘を身売りした。悲劇の舞台となった吉原に動揺が拡がる。何者かが村正を集めている。その目的とは。織江緋之介は水戸藩主徳川光圀(みつくに)の密命を帯びて真犯人を探る。浮上したのは幕府の重鎮。背景には将軍位継承をめぐる争いが。危機の及ぶ将軍家綱のもとに緋之介が疾る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。
1
今回は妖刀村正を題材にして話しが進む。徳川家康の周辺で起きた不吉な出来事に銘刀村正が係る事が多く、家康は妖刀村正の一掃を命じていた。その村正の盗難が幾つか起こり、織江緋之介、水戸の光圀の目に留まる。その頃、将軍家綱には世継ぎがなく甲府徳川家綱重と館林徳川家の綱吉が競っていた。家綱が全ての老中阿部豊後守はそれらを利用しようとした。 【3.8】2024/08/14
だいゆー
1
(^^2016/03/15
たけひろ
0
☆☆☆.52025/07/10