内容説明
人類の雌雄を決する戦いから、一年――。 人類を滅ぼさんとする天敵”異海鬼獣”との戦いは、”魔術”と”機工”の融合”魔術機工”によって長足の進歩を遂げていた。逆行し、遡生し……滅びへとつながる歴史を書きかえる戦いは、成功したかに見えた。 しかし、既定路線を外れて加速した歴史は、意図を超えて動き出す。消えた「黒い魔術書（マルギア・レポート）」の謎、ジャークとネトを付けねらう謎の魔術機工師――そしてすべての謎は、つながっていく……畳み掛ける敗北への罠を、覆すことができるか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
20
魔術と機工の融合“魔術機工”によって対異海鬼獣とのやりなおしに成功したジャークとネト。デハイドの技術はどんどんと進化するも魔術側は頭打ち状態であると魔術聖国のアウクス姫からエウヴァルセウだけが知っている遡行術の載る手帖を追うことに。しかしそれを狙う刺客が現れ…。予定よりも早く襲撃してきた異海鬼獣を倒し,やりなおしに成功したけど続巻出たねw前走より早く出た異海鬼獣の謎と師の意志を追う今回は、デハイドを早く登場させてしまった事で元弟子ジョエルに狙われ,一時は囚われてしまうも前走を壊滅させた“獣の王”が→2016/02/11
アウル
13
必敗の歴史を改変しようとするやり直しファンタジーの第二巻。魔術機工の発展により異海鬼獣との戦いに光が見え始めるが、運命は予想のつかない方向へ進んでいき・・・な話。ページ数見れば分かるように薄い、その分話も薄味になってしまっているような。真の敵がわかり、ゲス野郎なんだけどもなんか描写がぺらいし決着も呆気なさすぎ。オチは負けてはないが勝ってもいない、納得しにくいわ。2016/02/11
HANA
6
歴史改変するためにやり直しを行う話、2巻。今回の全体的な流れはやり直しものにはつきもののパターンだけれど最後の展開には驚いた。ここで終わってしまうと気になるものが多いので続きを期待。2016/03/11
こうづき
3
え、マジすか。そういう展開なのか。えー……。2016/06/05
真白優樹
3
決戦から一年、新たな発展の為に遺物を追う今巻。これはここで終わりなのかしら。次なる世界変革の末に待っていたのはあんな平和な世界なのだが。あの世界、戦う理由も敵もいなくなってしまったわけであるがどうやり直すのか。予定とは違う運命の先、そこに待っていたのはレールを外れ暴走する運命と同じく予想外の結末。敵はどこまでも外道に、遺された意志を継いだ人間は高潔に。予定外の運命を突っ走った先に待っていたのは予想外の結末、そして戦う理由の消失、いきなりの平和な世界。この先世界はどうなるのか。 次巻があるなら楽しみである。2016/02/12
