内容説明
港町マルノヴァで足止めを食らった蔵人は、ルワン家の娘ファンフから決闘を申し込まれる。とどめを邪魔され、手厚く保護されたファンフを見る蔵人の脳裏には、ありきたりで嫌な予感しかしなかった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
外道皇帝
7
前巻からの因縁の続きでルワン家の生き残りファンフから決闘を申し込まれる蔵人。そのラストはバッドエンド好きなわしにはたまりません。ラノベ特有のめでたしめでたしの大団円をサクッと無視してダークなエンディングに持っていくあたりがこの作品のオススメポイント。そして飛竜の変異種アズロナや骨人種のジーバなど新キャラも加わって今後の楽しみが増えた。2016/03/19
こうづき
4
Web版既読。アキカワが思ってたより高級感のある外見! アズロナ加入とかジーバとの出会いとかからエスティア編まで。そして相変わらずの胸糞展開(この作品はそこが好きなのですが)。いくら悔いても失われたものは戻って来ないのだ……。ファンフのキレキレな挿絵が好きです。エスティアも想像通りって感じで良かった。2016/03/01
依音@いおん
3
切ないなぁ…2016/05/19
おやぶん
2
この小説はなかなかにシリアスで単純な勧善懲悪じゃないところがいいですな。 最後の娼婦のシーンは驚かされました。2024/03/25
じゅんぽろ
1
仇討が仇討を呼ぶ。ファンフという少女がクランドに決闘を申し込み敗れたが、彼女を保護する勢力に止めを刺すのを阻まれ、宣誓書を書かせ見逃した。緑鬣飛竜の奇形の雛を拾いアズロナと名付け、骨人種のジーバと知り合い、娼婦のエスティアと出会う。うう、エスティア、無惨。仇討に取り憑かれたファンフと愚かなその保護者達のためにエスティアが犠牲になるとは。もう、この世界、クランドに無慈悲過ぎる。2019/02/07