内容説明
市立桜ケ丘高等学校の全生徒と職員、計七十九名が異世界に召喚された。神に授かった剣を生徒に奪われた用務員・支部蔵人は、せめて生徒達とは異なる地で異世界生活を始めたいと神に願うのだが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
20
中身を読むと、一見コミカルなタイトルが、ずしりと胸に迫る。勇者じゃない。なら、用務員さんはなにに向かえばいいのか…? 肉体や能力に密かにボーナスがついているようなので、これからの巻き返しが楽しみでなりません。白豹型魔獣の雪白ちゃんが、ねこらしい性格で愛らしいです。2015/03/14
sion
9
電子書籍にて。絵柄に惹かれて購入。思えば小学生の頃狭い世界だった私には用務員さんは大人の中では異質に感じていたなぁと思いだしました。立派な仕事なのに変な人かと思っていました。そんな記憶が掘り起こされる物語。ってか武器奪って行ったやつ頭の回転が早いけど最低だな!絶対ぶちのめさなくては(#・∀・)2015/12/21
詩歌
7
平等感と社会構造のどうしようもなさに、叫びたくなる。幸せとか不幸とかじゃなく、現実がしんどいけど、大型猫科動物のおかげで(私が)どうにかなってる。2016/10/08
こうづき
7
Web版既読。渋いイラストが作品によく合ってて素敵です。雪白姐さんのまだ可愛らしい姿が……! 高校生たちに巻き込まれて異世界に召喚された用務員さんが、勇者となった彼らとの同行を拒否して雪山に降り立ち、魔獣と一緒にサバイバルする話。一巻は人里に降りてハンターになるあたりまででした。2015/11/15
外道皇帝
6
高校の生徒と先生、用務員の79名が異世界に召喚された。というありきたりな設定から始まり、用務員ただ1人が召喚の際に雪山からスタート。といっても1巻目なので用務員のサバイバルと異世界の仕組みの紹介が大半。敵?というか対立キャラがありきたりなくらいに嫌味な奴とかだけど全体的に軽さが控えめでネット小説としてはなかなか面白い。このままマイペースで突き進んでほしい。2015/08/30