内容説明
江戸城の料理人、鮎川惣介は、持ち前の嗅覚で数々の難事件を解決してきた。ある日、将軍家斉から西の丸で起きているいじめの詳細を知りたいと異動を言い渡される。事件の全容を詳らかにすべく奔走したのだが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高橋 (犬塚)裕道
7
星3.5。面白い!一つ一つの話は面白いのだが、物語が始まった抑の事件は何処へ行ってしまったのか?!大鷹源吾も出て来たし和泉守も話の端に出て来たし、いよいよ次巻で大団円となるのか?!楽しみだ。2017/03/17
suzu
5
そうか。6か。またしても途中からよんでしもたのか。面白い。2024/05/05
じゅり子
3
なんと幼なじみの大奥の添番を勤める片桐隼人に待ちに待った赤子が生まれました。それも男女の双子です。もともと反りが合わなかった嫁と姑。そこから始まる捨て子事件。陰湿な大奥のいじめ。それはそれとして片桐様の親馬鹿が(笑)。惣介の娘の鈴菜の縁談の話を聞き「信乃、おとうたまは、信乃を誰にもわたちはせんでしゅぞう」(笑)。あの渋いイケメンの片桐様が…。しかし鈴菜は賢くてほんとに小気味いいほどの娘に育ちましたね。ちなみに片桐様の双子の名付け親は、滝沢馬琴。その名は「信乃」と「仁」いいとこ突いてくるな〜(笑)。2016/11/29
ウォーカージョン
3
面白かった。時代考証の甘い小説を読むと興醒めだが、これは違う。鈴菜の口調など気持ちいい。娘の縁談、身につまされる。2016/11/23
へたれのけい
2
陰湿な話もあれば、縁談もあり。続きも期待です。2023/05/17
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- 和書
- 64 〈下〉 文春文庫