小学館新書<br> 新史論/書き替えられた古代史5 『万葉集』が暴く平城京の闇(小学館新書)

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小学館新書
新史論/書き替えられた古代史5 『万葉集』が暴く平城京の闇(小学館新書)

  • 著者名:関裕二【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 小学館(2016/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251896

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内容説明

雅な万葉歌に秘められた、藤原氏への怨念。

「あをによし 寧楽の京師は 咲く花の 薫うがごとく 今盛りなり」と歌われた平城京。しかし、花の盛りを謳歌していたのは、ひとり藤原氏だった。8世紀初頭、大宝律令の制定にかかわった藤原不比等が、その法を自家に都合よく解釈し、駆使することで、国家の中枢へと昇り詰めていく中で行われた平城京遷都(710)。そこには一体どんな意味が隠されていたのか? そして、藤原氏だけが栄えたこの時代、天皇の外戚の座を手に入れるためにどんな策謀がめぐらされ、いかなる真実が歴史から消し去られたのか? 
シリーズ第5巻では、『日本書紀』の次なる正史『続日本紀』の時代に突入し、藤原京から平城京に都が遷った8世紀の歴史をつぶさに振り返る。これまで「謎なき時代」とされてきた「品行方正」な奈良時代。しかし、『万葉集』に載る歌の数々が、平城京の闇をあぶりだしている。飛鳥の都を懐かしがる人々、藤原氏におもねり命乞いをする古豪の貴族、なにものかに怯える女帝、聖武天皇を操っていたとされる不比等の娘・光明皇后の心情……。『万葉集』は大伴氏によって編まれた「正史告発の書」と見る著者が、万葉歌を手がかりに歴史の真実に迫る。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランラン

4
平城京遷都は藤原氏の謀略の限りを尽くして権力を手に入れた証しである。万葉集のおどろおどろしい内容をもとに謎が解き明かされる。今に至る官僚機構の礎が築かれたとみることもできる。2016/04/23

caramelscratch

2
しかし、「藤原の女」を演じ続けてきた人たちの慟哭と苦悩を知れば、平城京の本当の歴史がくっきりと浮かび上がってくるはずである。(p207)2017/12/25

Gabachom

2
恐ろしや、藤原氏。 万葉集の歌の印象が大きく変わりました。2016/04/28

コロ助

1
日本の権力闘争!藤原氏一族の陰謀!天皇とは何なのか?影の権力者。今も変わらないね!本当の権力者は何を欲するのか?2016/11/07

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