小学館新書<br> 新史論/書き替えられた古代史1  「神と鬼のヤマト」誕生(小学館新書)

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小学館新書
新史論/書き替えられた古代史1  「神と鬼のヤマト」誕生(小学館新書)

  • 著者名:関裕二【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2014/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251780

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内容説明

日本書紀は何を隠したか?新史論スタート!

日本人とは、天皇とはなにか?それを知るには古代に遡らなくてはならない。しかし、日本の古代史はなかなか解明されない。「それは、日本書紀がヤマト建国の詳細を熟知していながら、80%の真実に20%のウソをちりばめ、藤原氏に都合良く歴史を書き替えたからだ」と主張し、多くの古代史ファンから支持を得ている歴史作家・関裕二氏。関氏が考古学、民俗学の成果を取り込み、日本書紀による歴史改竄を取り除いて再構築した初の古代通史は驚きの連続だ。例えばこれまで大悪人とされてきた蘇我氏の業績を見直すだけで意外な事実が浮かび上がり、多くの謎が氷解し、従来の古代史観が根底から覆る。そして蘇った歴史は大河の流れのように読者の前に展開される。
それにしても、なぜ蘇我氏は自らを「われ蘇り」としたのだろう…。全古代史ファン必読、著者渾身の新史論がスタートする!
第1巻は、3世紀の奈良東部に多くの地方から倭人が集まって建設した巨大政治都市・纏向の意味するもの、そしてヤマトの建国、邪馬台国の滅亡、出雲の国譲りの真相等に迫る。
全ては鉄の支配を巡る戦いだった。

※【ご注意】この作品には図表が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

目次

序論
第1章 倭人登場と日本人のルーツ
第2章 東と西のふたつの日本
第3章 「纏向とヤマトの王」誕生
第4章 神話に隠されたヤマト建国の秘密
第5章 邪馬台国とヤマト建国の真実

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

52
数日前に読んだ同著者の『スサノヲの正体』に何か心に懸かるものを感じ、本書を再読する。本書「序論」に「まじめな日本人がなぜ好戦的になったのか」との一節があり、これは近代の日本人の事ですが、歴史書を読むに当たって大切なことは、心に(?)を感じながら読むことではないかと思う。日本の古代史でいえば「謀殺、虐殺」という概念がなかった!縄文人の末裔が、権力闘争とはいえ、何故『日本書紀』に見られるような他家を殲滅するような謀殺・虐殺の限りを尽くすようなことになったのか。弥生時代以来の稲作とそれを持ち込んだ人々の心性の中2023/07/23

カムイ

20
古代の日本史が気になり、どんな本が良いか探していたらこの作家に出会う事が出来た、古代史を一層に興味深く読むことが出来た、そして斬新な切り口で目から鱗が落ちる思いがした。2019/01/03

T坊主

10
1)いつの世も権力争い、政略結婚はあるのですね?この本を読んでいると実に生々しく伝わってきます。2)藤原鎌足は百済の豊璋と。3)教科書だけを読んでいては、本当の事は分からないかも。すべての時代は権力者の思いのままに書かれていくのでしょうから。3)中大兄皇子と藤原鎌足はテロ行為をしていた。4)別の視点で歴史を見ていくと面白いですね。2016/04/18

ミム

6
今までの関さんの主張をまとめた感じです。時系列に並べての説明は分かりやすいですね。もっとも、まだヤマト朝廷スタート前後ですが。2015/10/10

ランラン

5
古代史は謎の部分が多く、数多くの本を読んでも理解が深まるわけではないが、目から鱗の内容がありました。それは日本書紀や古事記において無視されてきた東の勢力のことでした。特に尾張が重要な役割を担っていたとは驚きであり、また説得力がありました。2016/02/17

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