内容説明
川崎涼介は、ビルの屋上から転落し意識を失った。見知らぬ家で目覚め自宅へと向うが、そこで目にしたものは、自分の葬式だった。浦和涼介は、帰宅途中に見知らぬ若者の転落事故に遭遇する。惨事に直面し気を失う涼介。不可解な記憶喪失の、それが始まりであった。川崎亜季は、まるで亡き兄のように振る舞う見知らぬ少年に困惑していた。だが彼女は知ることになる。自分に迫る危機と、自分を守ろうとする心を…。『タイム・リープ』に次ぐ高畑京一郎の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
96
うわー。かなり古い本を読みましたが、そこまで古さは感じませんでした。日本語も時代にしたがって話し方とか変わっているんだなと認識しました。タイムリープが良すぎたので、ついつい比べてしまいますが、死んだ人が同じ名前の人の中に入って犯人捜しをするって展開を楽しんでいます。性格によって顔つきまで変わるんですね。この本も新装版になるのかな?2024/06/21
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
23
川崎涼介はビルの屋上から転落し、意識を失った。次に目覚めるとそこは見知らぬ他人の家。家主に気づかれないようその家を出て自宅に戻りましたが、そこで目にしたのは・・。グイグイ読めました。何となく展開はよめるものの、それでも一気に読ませるところがすごい。犯人の目的は父親が海外から局留で送ってきた小包。その中身は一体何だったのか?小包が見つからないまま緊迫の下巻へ!それにしても「ダブル・キャスト」というタイトルの付け方が上手いなぁ。★★★★2011/06/15
亮人
18
10年近く前の学生時代、高畑初期三作が5冊セット300円だったので購入し、『タイムリープ』目的だったのでそれだけ読了して、残りは押入れに詰め込んでたの。まさか今読むとはwそしてこんなに面白かったとは!プロパーSFや(いまアニメやってる、似た設定の)『山田くんと7人の魔女』と比べると設定が発覚するまでがやや冗長にも感じるが、それは一般ラノベ読者に向けて仕方ないことか。しかしそれを気にさせないくらい面白い!シリアスなネタなのに軽妙な筆運びなのも高畑らしく、ぐんぐん読ませる。どう決着を付けるか、下巻に急ぎます!2015/04/22
たぬ
17
☆4 『タイム・リープ』が予想を超えて面白かった高畑京一郎を2年ぶりに手に取りました。今度のも設定としては王道ですね。問題解決のために協力しあってきた亜季と涼介が終盤に差し掛かった途端に怪しくなってきました。そうなると初登場時からすでに胡散臭さプンプンだったアラサーリーマン二人とチンピラ勢が実は…な展開が待っているのか? 川崎父は息子に何を託そうとしたのだろう? 知りたいことが多すぎる状態で下巻へ続く。2026/01/13
KEI
14
借り本。読友・瑞葉さんからお借りしました。ありがとうございます。おう、面白い。最初こそ、話の進まなさにモヤモヤしたが、二人の涼介が繋がったところから一気に引き込まれた。「タイム・リープ」のときも思ったが、平素な文章ながら読み込ませる高畑さんの構成力ってのは凄いな。あと、もう一つ思ったことは、高畑さんの書く女キャラは苦手。続けて下巻へ。2012/07/15
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