電撃文庫<br> ダブル・キャスト〈下〉

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電撃文庫
ダブル・キャスト〈下〉

  • 著者名:高畑京一郎【著者】/衣谷遊【イラスト】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • KADOKAWA(2016/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784840214162

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内容説明

浦和涼介は、革のジャケットに身を包み、携帯電話のボタンを押す。確信はない。だが、ただ一度しかないチャンスを無にせぬために。川崎亜季は、手の甲で目のあたりを拭ってから顔を上げた。涙に濡れたその顔で、だが確かに亜季は微笑んだ。川崎涼介は、目の前で繰り広げられる乱闘に、戸惑い、そして歓喜する。涼介は口元に笑みを浮かべ歩き出す。一度は諦めたことを果たすために。第1回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作家高畑京一郎が贈る、感動のファンタジック長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

19
小包がようやく見つかった。犯人を呼びだし、いよいよ直接対決かと思われたが・・。上下巻とも一気読み!面白かったです!何といっても浦和涼介の成長ぶりが嬉しいですね。川崎の友人・北澤も男気があって良かったです。性格が全く違う二人が今回の事件をきっかけに思わぬ形で結びついたこの物語。出来る事なら二人にはもっと違う形で出会って欲しかったです。著者の他の本も読んでみたいと思いました。★★★★2011/06/15

亮人

18
『タイムリープ』もそうだが、シチュエーションが綿密に計算されており、SFなのにミステリ的な読み方もできる。素晴らしい!人格が入れ替わることによって、主人公たちの経験していることとしていないことをシッカリ設定して、事実誤認させるトリックは非常に上手い。シリアスなネタを扱っているのにリーダビリティ高く、結末も爽やかで良い。一方の主人公・川崎涼介のラストの思いは必然だとしても胸が詰まる。もう一方の主人公・浦和涼介のビルドゥングスロマンとしても読み応えがあり、あの不信からよく成長したな。最後には力強さも感じた。2015/04/23

KEI

13
借り本。読友・瑞葉さんからお借りしました。ありがとうございます。あと、長らく積んでてごめんなさい。いやー、素晴らしい。構成の妙も素晴らしいが、内容が熱くて読み切ってしまった。周りに助けてもらいながらも、最後には自分から渦中に飛び込んでいく涼介の勇気がめちゃくちゃカッコいい。いくら何でもあそこまでの行動は起こせない。体を共有しているうちに知らず知らずに涼介に引っ張られたんだろうか。2012/07/16

た〜

9
最近ではあまり見かけなくなったハードボイルドタッチ。萌えも悪くないけれどこういう燃え系の話ももっとあっていいと思う。2013/08/29

Humbaba

8
答え合わせがなされるまでは何が正解かはわからない。しかし、そのチャンスが一回しかない状況では、どんな結果が出ても良いように準備をしておく必要がある。予想が外れて只の無駄足になってしまうかもしれないが、やらずに後悔する可能性を考えれば決して高い買い物にはならない。2016/10/13

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