ビッグコミックス 辺獄のシュヴェスタ（２）

著者名：竹良実【著】

小学館（2015/12発売）

• ISBN：9784091873255

内容説明

16世紀神聖ローマ帝国。罪なき賢者が「魔女」と呼ばれた時代。
魔女狩りで天涯孤独になった少女・エラは
「魔女の子供達」が集められる女子修道院に収容された。
絶大なる権力を誇る修道院内で
少女達への虐待と洗脳が横行する中、
エラは修道院総長への復讐心で繋がった相手と…！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[カラシニコフ]

主人公の野生化が進む(笑)ラストの展開は超好き。 ★★★☆☆

2017/08/20

[さとみん]

考え続ける心の体力、確かに考えることを放棄した方が楽だ。エラの強さは生まれ持ったものと育まれたものの両方だろう。その彼女の強さがどんな結末をもたらすのか、見届ける覚悟が自分にあるのかが問題だ。

2015/11/15

[紫雲寺 篝]

宿舎から抜け出す方法を探していたエラ達は、同じ一位生で宿舎から抜け出した者がいる事を知る。敵か味方か！？一方、ヒルデはエラ達の中で1人お荷物になっている事を自覚し！？エーデルガルトに人生を奪われた者が牙を剥く第2巻……！！エラ以外の者がエーデルガルトに復讐を果たそうとするのが2巻の後半の話。この辺りは1巻の魔女狩りでアンゲーリカが処刑された所を思い出す。エラが相手の意を汲み、精神的に助けてやろうとするのが良い。強く、そして賢く。逆境にあってなお輝くエラの力強さが今巻も魅力的だった。

2017/12/13

[にぃと]

登録埋め。ヒルデとカーヤの内面が描かれ、そして新たなる共犯者テアが登場。4人が石灰を抱えるために修道服のスカートたくしあげてるの好き。この巻のベストショットだと思う。　後半からは同じ目的を持った暗殺者「首切り人」が登場。彼の能力の高さと、それを上回る総長の謀略。エラが果たすべき復讐の困難さがわかるがその中でも目的に1歩ずつ近づいている。復讐心を隠して忠実な僕を装い、しかし本来の賢さと優しさを失わないのがエラの魅力。

2021/07/21

[わびすけ]

エラの執念が凄まじく、薬から逃れるためとはいえ毎日吐き続けるという普通なら「ありえないこと」をエラなら「ありえること」だと思わせる精神力、行動力をよく描いている。きちんと完結して欲しい。

2016/05/08