講談社文庫<br> ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係

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講談社文庫
ヒトイチ 画像解析 警視庁人事一課監察係

  • 著者名:濱嘉之【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2015/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062932479

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内容説明

「蒲田署内で拳銃自殺だ」。遺体は強姦痴漢事件の犯人を追いつめていた腕利きの巡査部長。警視庁人事一課監察係、通称ヒトイチのエリート榎本博史が真相究明に乗り出すと、警察のデータサーバーには防犯カメラから転送された驚きの画像が――「警察が警察を追う」シリーズ、絶好調第二弾! 〈文庫書き下ろし〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

58
警察小説に詳しくないので、出てくる事件や解決がどうなのか、他のものとの比較はできません。ただただ、警察内部の機関があれこれと出てくること、事件解決のための情報取得の怖さ、上下関係などが面白くて、前作に続いて読みました。これ、事実?いざとなると警官の4親等までたどって携帯電話やSNSまで開示されてしまうの?ホラーよりずっと恐ろしく感じます。対する人の視線や汗まで観察しながら会話するんですね。これから先、警察関係者と話をする機会があるなら最初から最後まで視線はあわせず、YES・no以外話したくないです・・・2015/11/15

Yunemo

45
警官の「自殺」、「痴漢」、「マタハラ」の3部作ですか。警察が警察を追う、という何ともやりきれない状況を、現実感をもって記す。受け手としてありうる話と納得。結局は組織防衛の極致として。他業態での検査、監査、よく小説化される銀行業界での内部検査、これも組織防衛、でもいわゆる民間であり、警察という国家権力を揺るぎないものとする措置、として捉えることでの理解。著者の一連の作品、「情報とは何ぞや」という問いかけがベースとなって展開。組織を超えて「知るべき人に」、これが難しい、情報を使いこなせない自身への戒めとして。2015/11/29

おいしゃん

37
前作よりさらに文章とストーリーが洗練された感がある。内容がリアルで、各章とも読了感良く、すっかりこの人の作品にハマった。2020/01/31

宇宙猫

35
★★★★ 各話ちょうどいい長さ。短くてサクサク読めるのに長編をような満足(疲労)感。犯人が身内だから爽快感に欠けるからかも。しかも、親族のプライバシーまで丸裸で、電話先まで全部チェックされるなんて警察って怖いな。2016/02/03

冴子

34
監察官榎本シリーズ第2作。3つの話のうち、第1話が一番面白かった。とことん調べたら、意外な結末が待っていた。第3話では、警察官のダークサイドがかいまみえて、そんなところまで調べるのか、逆に調べ尽くさなかった為に事件が起こったりするのか、と驚いた。マタハラは男社会では起こり勝ちだとも思うが、義務を果たさず、権利ばかり主張する若い世代には警告を発するということか。榎本の作る食事が毎回楽しみ。2018/08/26

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