講談社文庫<br> ヒトイチ 内部告発 警視庁人事一課監察係

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講談社文庫
ヒトイチ 内部告発 警視庁人事一課監察係

  • 著者名:濱嘉之【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062933933

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内容説明

人身事故を起こしたと出頭してきた女。どこか他人事のような供述を繰り返す間に、事故車は修理に出され、痕跡を残すタイヤは転売されようとしていた。女の自宅からは大金が。事故は事件となり、エリート警察官や芸能界との関係が炙り出される中、意外すぎる真犯人像が浮上。警察が警察を追う、迫真のリアリティ!

目次

第一章 身代わり出頭
第二章 公安の裏金
第三章 告発の行方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

53
シリーズ3作目。今回も警察内部を調べる人事一課監察係が扱う3話。この3作目が一番面白かったです。警察って不思議な社会だなと読むたびに思います。そんな中で起きる「使い込み」や「パワハラ」は、また独特な裏と人が絡み、複雑でした。実生活では関わることがない警察官、こんな階級制度があったのかと、今回も知らない世界を堪能しました。次作も楽しみです。2016/06/04

Yunemo

40
組織腐敗をどう察知すればいいの、それでこの制度が。隠ぺい、裏金作り、いじめ、この3要素が本作警察ばかりでなく、あらゆる大小に拘わらず組織全般に、現実に起こってます。内部通報制度で発覚するもの、そうじゃないもの。でも以前よりはましになったのかも。組織って人で成り立っているはずなのに、ピラミッドの崩れが負の方向に。組織がゴーイングコンサーンでいられる要素、個々人、出来る奴は誰かが必ず見てくれてる。これが本来、でも上と横を見てみると、そんなことばかりじゃない。ここでの葛藤が人の善し悪しの分岐点、どう生き抜くの。2016/06/05

おいしゃん

32
しばらく著者の別シリーズ、情報官シリーズを読んでいたので、久しぶりに血の通った身近な世界に感じた。 特に最後の小笠原警察署でのパワハラ案件は、離島ならではの人間関係が現れていて興味深い。2021/01/24

宇宙猫

31
★★★ 相変わらず登場人物が多くて、せっかく理解したところで終わるので何だか残念。解決するとスカッとするんだけど、長編でじっくり読みたい。2016/08/08

のぶのぶ

28
「画像解析」に続いて、第3弾の「内部告発」を読んだ。だいぶ肩書きに慣れたが、警察組織が今一つ、入っていないので、よく分からないところがあるが、警察が警察を追う、面白い。「公安の裏金」、警察の仕事にもいろいろお金が必要なのだなと思う。「身代わり出頭」では、話が大きく広がりワクワク。防犯カメラの画像解析のすごさをこの本でも思う。「告発の行方」、キャリア、ノンキャリア、警察の組織の難しさを知る。第1弾も読もうと思う。2016/07/09

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