内容説明
北方の僻地、ペルナウ庄の領主の娘・リゼットに、王都の大学へ通う兄・ユリウスが一通の封書を持ってきた。それは若き俊英・ジークハルト大公の花嫁探しの舞踏会への招待状。貧しい暮らしを変えるべく、リゼットは花嫁探しへの参加を決める。都に張りぼての屋敷を見繕い、領民たちといざ参戦! ところがジークハルトは思いのほか強者で……!? おてんば娘のシンデレラ・ロマンス♪
目次
プロローグ
1 あの日、あの時、あの招待状
2 いざ、純情に勝負!
3 花嫁選びの大舞踏会
4 信頼は計算、好意は打算
5 疑惑は踊る されど晴れず
6 大舞台にしかけあり
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなりん
9
素直で元気いっぱいのヒロインがかわいい。幼いころからの環境により孤独でひねくれた大公が、真っ直ぐなヒロインに徐々に惹かれていくという王道展開。兄が謎な動きをしていて、どうなるんだろうっていうのも楽しかった^^。兄が対抗馬かと思ってたが、意外な展開に。領民たちがまたいい味を出していて、ほっこりします。2013/05/04
でんか
8
うーん、なほう。なんだかえらい中途半端に終わってるなあ、と思ったら全3巻ものだったというオチ。よかったら巻数振っといてください。この巻だけだとえらい尻切れトンボだ。文章は読みやすい。あっという間に読める。ヒロイン兄の正体についてのネタばらしは取ってつけた感が。伏線らしきものありましたっけ?ヒロインは一瞬しか猫をかぶっていないし、どっちかというとヒロイン兄がメインか?というストーリーでした。ヒーローも猜疑心がやたら強いけどコロッと転がされてしまっているので中途半端感アリ。続編を読んだら、印象変わるかなあ。2017/10/21
なっきー
5
終始ほほえましかった。2016/03/17
凍矢
5
本棚の奥でずっと読みたかった本の1つです。本棚の整理と共に、読み始め、期待しまくってた通りでした。田舎の姫と、大公との難しい恋愛話でした。恋の駆け引きが面白く、ハマりました。残り2冊も、期待してますー!2014/12/22
月とお茶会
5
主人公の貧乏ゆえの根性が笑いをとってて読みやすかったです。…けど、けど!何故に三角関係に発展しないんだー!!(と叫んでおきます。2012/10/03