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内容説明
とある工場町で、漫然と日々を過ごす智(さとる)。彼が暮らす安アパートの隣室には、元ヤクザの老人、瀬川が住んでいた。
ある日、智は瀬川から「500万渡すから、自分を殺してくれ」という依頼を受ける。
躊躇する智だったが、瀬川から、智の中に巣喰う狂気を見抜かれ、彼自身の心にも変化があらわれはじめ…!?
人間の心の闇と、生き方を問う、
超実力派作家、高橋ツトムが挑む新境地、青春逃走物語!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラシニコフ
16
お前男やったんか!?長くはなさそうだけど、暗い感じで好きな雰囲気。 ★★★☆☆2016/09/01
へーた
12
任侠モノ?イかれてるけど続きが気になる。。2017/03/01
ぐうぐう
11
一丁の銃が、人生を変える。高橋ツトムの新作は、中村文則の『銃』を、と言うよりも、阪本順治の映画『トカレフ』を彷彿とさせる。何よりも全編を覆う、そのヒリヒリとした痛みがそう感じさせるのだ。銃は死を生む道具だ。そんな道具が、若者に生を導いていく。銃の持つ残酷な矛盾が、まさしく青春そのものを象徴している。2015/10/11
アルカリオン
9
Kindle期間限定無料▼『スカイハイ』の人。なかなかインパクトがあって独自性の強い漫画。虚無・絶望。こういう作風だと描写がグロくて下品でうんざりするものによく出くわす気がするが、そうなっていないのはさすが。続刊購入には至らなかったが。2022/08/11
七峰らいが
4
表題の「残響」とは銃声の余韻だろうかと思うほど、一丁の拳銃が暗い世の中に風穴をあけていく。コピー用紙に描いた絵をクリアファイルで挟み、その上に張ったもう一枚の紙に墨で塗るというスクリーントーンがモノクロ調な漫画の空気観そのもの。セリフとセリフの合間にあるコマに独特な緊張感や表情筋のこわばりを思わせる「間」があって、裏社会独特のピリピリとした雰囲気を醸し出す。主人公のもとにヒロインとして現れる女装の美男子にご注目あれ。2016/10/04