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内容説明
元ヤクザの老人、瀬川から自分を殺せと言われ、実行した智。
死ぬ前の瀬川に託された言葉通り、瀬川が殺した人間の遺族に香典を渡すため、智は組事務所、堂錠会を訪ねるが、そこで暴行を受け、監禁されてしまう。
智は堂錠会にいた女装の青年、大悟に金と拳銃を届けさせ、反撃。
智と大悟は、ともに逃走することになった。
大悟の発案により、二人は大悟の姉を訪問。だが姉は見る影もなく荒んだ生活になっていた…そして、あらたな悲劇と地獄が幕を開ける…!!
超話題!!高橋ツトムが贈る、渾身の“青春逃走物語”、待望の第2集!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
15
タイトルの「残響」とは、銃弾が発射されたあとの光景のことだ。銃は力であり、問題を解決する大きな手段のはずである。しかし、智にとって、あるいは大悟にとってはそうではない。彼らは、問題を解決するために放たれた銃弾の、その残響にいつも絡め取られる。そして、長い長い銃声の響きがやっと消えそうになったとき、新たなる銃弾が放たれる。悲劇なのは、終わることのない銃声が、自らの手によって繰り返されていることだ。2016/06/07
カラシニコフ
10
ラストが凄まじい。この予想のつかない感じが好き。 ★★★☆☆2016/09/01
紫雲寺 篝
4
智と大悟は、大悟の姉のもとへ行く。そこでアル中の姉が拳銃を使い、酔っ払ったまま事故死する。騒ぎになるのを恐れた智と大悟は逃げ出すが、その間際に姉の息子と思われる少年を見つけ連れて行く事になる。少年魁也を巻き込み、彼らが辿り着いた先は……!?みんな狂ってる。絵柄も相まってかなりダーク。人が簡単に死ぬ。一番不幸なのは野村正勝かな。大悟はキャラとして立ってたのに最期は呆気なかったなぁ。人間の最期なんてそんなものでしょうか。そして智の、大悟のためにも魁也のためにも、と奮起する感じはいい。応援する気にはならないが。2016/05/24
ma-co
3
北野映画のような、フィルム・ノワール。多作すぎて逆にあまり語られない作家ですが、髙橋ツトムは凄い作家だと、この作品で再認識されてほしい。2016/05/26
きのと
2
やりたい放題かよ2019/10/05