内容説明
ファーシーア一族を恨むパイボルド一派から、デューティフル王子をとりもどしたフィッツ。赤船の乱で六公国に大惨事をもたらした外島人とのあいだに平和を築くべく王妃ケトリッケンがとりまとめた神呪字諸島の族姫との婚約の儀は、つつがなく執り行われることになった。バックキープにやってきた族姫エリアニアはまだ十一歳。だが並々ならぬものを内に秘めた少女だった。華やかな婚約の宴の陰に潜む外島人の思惑は? かつての暗殺者兼間諜のフィッツはなんとか探りだそうとするが……。圧倒的スケールの異世界ファンタジー〈道化の使命〉第二部。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
火烏
10
苦労性なお父さん、まだ50過ぎな印象だよ、フィッツ、40にもならないのに2012/04/23
かりあ
6
いやー今回もどんどん不穏な影が…。ところでこの巻、終わりに進むにつれてシェイドが心配になってくるなー。大丈夫かよおじいちゃん……。そしてダメ!!やっぱ私はスターリングみたいな女は嫌いやわ!!ヴェリティ捜索の一行として苦楽を共にしたメンバーの1人ではあるけど、今回で明確に嫌いになった!!嫌な女やわー!!次に進みます。2017/03/18
o6guremi
6
読みだすまでにだいぶ時間がかかったのですが、さすがと言うかすぐさまストーリーの中に引き込まれました。あっちもこっちもと問題山積みで・・・ 大変だなぁ・・ ナイトアイズがいない事をケトリッケンと分かち合うところはぐっときました。2012/07/25
duzzmundo
5
まだ読者としてもナイトアイズ不在に寂しさを覚え、さらにおなじみの大いなる序章のため、これといったことが起こらない一冊目。それでもあまり時間をかけずに読まされてしまうところはさすが。2巻目に期待。2018/09/04
M2
4
ただでさえあれこれ考えすぎるきらいのあるフィッツにあれこれ考えなければならない問題が次から次へと降りかかってきて、主人公に感情移入しながら読むととても疲れる。そしてオレンジ猫のフェンネル君に癒される。2012/04/27