内容説明
大国アリオンのコンスコン寺院攻略軍指揮官にして因縁の相手、ヘイデンに宣戦布告を叩きつけたアトール公国第二公子レオ・アッティール。 とはいえ自由に動かせる一兵たりとて持たないレオは、まずは自らの手勢の獲得を目指す。そんな折、アリオンと双璧をなす大国、聖ディティアーヌ連盟がついに動く。両大国の狭間に立ち、レオは活路を見出すべく知略を巡らす。 そして切って落とされるコンスコンの戦い。レオ自身と母国の生き残りをかけた綱渡りの戦いの行方は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
37
シリーズ第二弾は宣戦布告をしたレオがヘイデンとの因縁に決着をつける話。今回も面白かったです。手に汗握る展開の連続で、あっという間に読了してしまいました。快勝ではなく、綱渡りの状況の中、運命の天秤がレオに傾いた事による勝利というのが良いですね。未熟な主人公たちが運命に翻弄されながらもなんとか勝利を掴むために知恵を絞り、戦う姿は戦記モノとして最高の面白さを発揮しており、最後まで彼らの成長を見届けたい思いにさせられますね 。今後も楽しみです。2巻目なのにヒロインの存在感が薄いのは何とかしてほしいけど(苦笑)2015/09/11
よっち
30
大国アリオンの因縁の相手ヘイデンに宣戦布告を叩きつけた公子レオ・アッティール。しかし手勢を持たないレオが獲得を目指す一方、もう一つの大国・聖ディティアーヌ連盟が動き出す第二弾。算段もなく宣戦布告してあまり余裕もない中で、方策を考えながら突っ走る感があったレオでしたが、ギリギリの綱渡りが続く中で関わる人たちを何とか説得して回って、自らも陣頭に立ってヘイデンとも決着を付け、苦しい局面もどうにか乗り切ったというところですか。ただ新たな因縁や禍根も生まれて、これからも難しい局面は続きそうですね。次巻が楽しみです。2015/09/11
ナカショー
22
ヘイデンに喧嘩売ったレオ・アッティールが、ヘイデンとの戦争に備え四方八方動き回ったり、色々画策する第2巻。結構搦め手を駆使するな、この主人公。というのがレオの正直な印象。1巻での化けの皮が剥がれて生き生きしてて面白かったです。ただ、もうちょっとフロリーとレオのやり取りが見てみたかったなと思いました。次巻も楽しみです。2016/01/04
真白優樹
15
自らの手勢を集め戦い始める今巻。・・・前巻で宣戦布告を叩きつけたからか今回はいい感じに動き回り活躍していると思う。というかいい具合に戦いを巻き起こす存在というか結構な血を流させているというか。戦闘自体はレオ自体の未熟と周囲の戦闘経験不足もあり割と綱渡り、ギリギリな所での勝利でありこれからの戦争への不安と期待が同時に湧く。・・・動き方はいいし策はあるみたいだから経験を積めるこれからが本番といった所だろうか。何とか勝利するも次なる戦の火種は尽きず、怨嗟の炎が渦巻く。 次は「そこ」に喧嘩を売るか。楽しみである。2015/09/11
晦夢
14
ヘイデンに宣戦布告したレオは、戦うために様々な策を繰り出す。本格戦記第二弾。烙印の紋章でもそうだったが、なかなかヒロインの出番が少ない。まあヒロインがフロリーだとするとだけど。もうちょっとフロリーとレオのやりとりが欲しかった。何もないレオが策を巡らせ見事にヘイデンに対抗するのは良かった。上手いこと立ちまわった訳だが、次は内側アトールを変えるということで楽しみ。2015/09/16
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