内容説明
クールな美形僧侶・空円と水商売系僧侶・覚悟の営む孤月寺に転がり込んだ三久。見習いをしながら「寺カフェ」を流行らせたいと目論むが、空円はまるで興味がない様子。そんな時、墓地に挙動不審な男性が現れる。豆腐屋の主人だという男性は亡くなった妻の墓参りに来たというが、妻の墓は孤月寺にはないらしく……。かみ合わない坊主トリオが贈るのんびり下町人情譚!
目次
孤月寺茶寮ふたりの世界
五月雨幽霊
おぼうさんがころんだ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
92
壁ドンとか「好きなんです」とか、これってひょっとして〇〇要素なのかしらん…と勘ぐりたくなるけれど、困っている人を見ると駆け出してしまうサンキューくんを応援したくなってしまう。猫饅頭と麦茶でおもてなししてくれる(しかも美形のお坊さんつき)の「喫茶去」の最初のお客さまは誰なんだろう。私が立候補したいくらいだが。2016/08/16
ゆかーん
67
表紙の絵を、木下けい子さんが書いているということは…、BL目線で読むべき作品なのかもしれません。相変わらず不器用な三久君と、冷静な空円さん。2人の微妙な関係を読み進める間、私の心は終始ドキドキしていました(笑)普段オドオドしている三久君が「空円さんは冷たいです!」と発言してしまい、ギクシャクしてしまう二人…。その様子をみていた覚悟さんが、間に割って入って仲直りさせようとする気遣いが素敵です!BL要素満載ですが、人間味あふれるお坊さんたちの生活も堪能できるお得な小説です(笑)2016/12/23
hirune
57
百猫山孤月寺…怪しい名前の寺ですよね😅そこはかとなくBL臭が漂ってます、壁打ち片思い的な?お茶やお菓子が出て 若くて見目麗しいお坊さまが相談にのってくれるなんて、人が押し寄せそうなものなんだけどな、なんたってタダだしね。お寺ライフの蘊蓄も興味深いです。でも表紙に描かれていた割には猫の絡みが少なかったなぁ☆2019/04/03
アン
56
シリーズ②お寺にも多少馴染んできた三久だが、相変わらずウッカリもの。一生懸命頑張ってるんだけどね。お人好しの三久の気質は不器用過ぎて、自分の力量以上の事をしようと首を突っ込むとろはダメだけど、困ってる人を放っておけないところは憎めない。結局は自分で解決できずに空円や覚悟の手を借りるけど、三久の行動が空円を動かすきっかけになるのは良い事なのではと思った。クールで完璧な空円と軽い覚悟の間に入って良い意味で潤滑剤になってる気がする。三久が頑張って流行らせたいと思っている寺カフェは実現するのかな。ちょっと楽しみ。2018/01/18
佐島楓
54
壁ドンに告白・・・って、そういう方向に進んじゃうのでしょうか?! それは冗談にしても、三久の存在が空円を変えていっているのがよくわかりました。続編希望です!2015/10/20
-
- 電子書籍
- 男旗6巻