内容説明
幼子さえ売り買いする口入れ屋悪兵得衛に、成人した幼子らが迫る。
十九年前に赤子で売られた長七は武士の父を求めて、十五年前に十歳で売られた友吉は生き別れの弟妹を求めて、公事師らと共に闘う。
秋川藩の若き剣士矢野数馬は養父母の命を断たれ江戸に逃れて、馬喰町の公事宿暁屋に居ついている。暁屋の養子友吉はふとしたことから品川宿の口入れ屋徳兵衛と出会い、十五年前、十歳の時のこの男に売られ、弟妹と生き別れになったことを思い出した。友吉は弟と妹を探すべく、公事師らと、悪兵衛こと徳兵衛に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
2
2014年10月二見時代小説文庫刊。いつもの公事宿メンバーでの調査とメンバーの出生の事情をめぐるお話。だいぶこなれてきている。2017/08/17
kmzwrs5781
1
明らかになっていく真実に衝撃を受ける余裕がないまま進み始める周囲にとまどいつつ、自分の進むべき道を模索しようと決意する数馬。家族と故郷への思い。2024/06/12
kikimimi86
0
☆32016/12/19
あき
0
実の親を知りたいってのはわかるけど、その親が武士だからって自分も侍になりたいってのは、単に目の前の嫌なことから逃げたいだけに見えて共感できない。友吉は過去のトラウマを克服出来て良かった。2020/09/08
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