ダッシュエックス文庫DIGITAL<br> サクラ×サク 03 慕情編

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ダッシュエックス文庫DIGITAL
サクラ×サク 03 慕情編

  • ISBN:9784086310673

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内容説明

祝! 公女殿下(サクラ)御結婚!! 何を祝っちゃってるの? 何がそんなに嬉しいの? ねえ? きみたち本当にわかってるわけ? ふざけんじゃねえぞこら。いけない、いけない。ハイジ・バランは軍人なのだ。任務を果たすのだ。公女殿下をお守りする。しっかりと嫁ぎ先までお届けする。嫁ぎ先! 嫁いじゃうんですかあ!? そうなんです。公女殿下はご結婚されるんです。いやあ。びっくりですよ。 カバラ大王国への道中、ハイジたち随行員の命が次々と狙われる。そしてその魔の手はついに……。 血が滾(たぎ)って色々躍る大戦詩幻想交響曲(ファンタジックウォーシンフォニー)、混沌の三巻!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

37
ファウラスを陥し、太守でなくなったサクラはカバラ大王国のアスタロス大王太子殿下に嫁ぐことが決められる。カバラまでの道のりの護衛となった意気消沈するハイジだが、暗殺が趣味のアスタロスの手は既にサクラに迫っていて…。別の男に嫁ぐこととなったヒロインにモヤモヤする主人公と今回はラブコメ度が高めな話だったけど、カバラ側が下衆野郎ばっかりだったので思いの外胸糞悪い内容になったね。ハイジ君もコミュ障なのでサクラを連れ出す勇気が全然出ないとぼっちを拗らせてるね。一方のサクラはいつも通りの投げやりな中で、→2016/04/30

まりも

35
シリーズ第三弾はカバラ大王国へ嫁ぐ事が決まったサクラ公女殿下と随行員として道中を共にするハイジたちに暗殺者たちの魔の手が迫る話。今回も緊張感のある展開の連続で、読み応えがありました。作者さんは不快な敵キャラを作るのが本当に巧い。あの敵キャラがいる事で、ハイジとサクラの関係がより魅力的になっていると思う。主人公たちの裏では様々な陰謀や思惑が蠢いていますが今回の事件をきっかけにしてようやくハイジが男としてスタート地点に立てた感じがしますね。開き直ったハイジはこの苦境を覆す事は出来るのか、次巻も楽しみです。2015/08/26

S.T.

32
展開が面白くなってきたぞ。カバラ大王国の大王太子とサクラの結婚が決まり、ハイジが公女護衛隊の一員としてカバラに向かうお話。大王国関連の腐敗ぶりはもちろん多くの読者にとって不快だろうけど、ファンタジー戦記の世界を演出する一つの“舞台装置”としては最高で、あの雰囲気自体はすごく好み。もちろん人間的にはアレなので廃王ジークには拍手喝采だったけど(笑)。いよいよ本格的にキナ臭くなってきた。前回みたいな領土の取り合いではなく本格的な全面戦争に移行していきそう。巻末ではようやく世界地図が見られた。大戦の始まりに期待!2016/02/05

異世界西郷さん

31
帝国軍に勝利したサクラは帰還したのち、カバラ大王国の大王太子の元に嫁ぐように命令される。そして、カバラへ向かう途中、花嫁行列の随行員が次々と暗殺される事件が発生し……な第3巻。相変わらず、ハイジのコミュ障ぶりが笑えないレベルでしたね。とはいえ、それ以上に異彩を(悪い意味で)放っていたのがカバラ側の人々でした。この作者は人間の気持ち悪さみたいなものを表現するのが巧いと思います。結婚は阻止したものの、帝国の策略により危機的状況のサクラたちがこのあとどうなるのか。次巻が楽しみです。2015/08/30

ナカショー

30
今回も面白かったです。嫁ぐことになったサクラ公女殿下の随行員として一緒に行くことになったハイジ中尉が行く先で襲われる話。カバラ大王国のキャラが気持ち悪すぎて読むのが辛かったです。よくもまああんな気持ち悪いキャラにしたもんだ。あとハイジの独白が以前にも増して磨きがかかっていて面白かったです。次巻も楽しみです。2015/09/03

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