ダッシュエックス文庫DIGITAL<br> サクラ×サク 01 我が愛しき運命の鏖殺公女

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ダッシュエックス文庫DIGITAL
サクラ×サク 01 我が愛しき運命の鏖殺公女

  • ISBN:9784086310239

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内容説明

魔性(ブラッド)が織りなす大戦詩幻想交響曲(ファンタジックウォーシンフォニー)開幕! ハイジ・バランは友だちが欲しかった。残念無念、願いは叶わず学校を卒業して祖国デスティニア公国の軍人に。しかも赴任先は強大な“帝国”の侵攻を食い止める公国の盾、国境近く最前線のイエルヴァラ城市で、駐留する第八公軍の司令は虚弱体質で今にも死にそうだし、いきなり太守に侍官として仕えることになってしまうし、その太守は美貌の公女なのに部屋は汚いわ、ちゃんと服を着てくれないわ、公女の侍女はどういうわけか少女とむっちり娘だわ…… 果たしてこんな有様で公国の平和は守られるのか。ハイジと公国の運命や如何に。血と汗と涙が溢れて躍る大戦詩幻想交響曲(ファンタジックウォーシンフォニー)、ここに開幕!! この限り無く愛なき世界に咲く花は――サクラ×サク。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

52
公立学校で友達もいなく飛び級で卒業したハイジ・バランは最前線のイエルヴァラ城市に配属され、与えられた役職は第四公女・サクラスティアリス太守の侍官に任命される。人を極端に嫌うサクラに惹かれていくハイジは…。ファンタジー戦記。基本、友達のいないハイジの自分語りで進むので、自虐やテンパりがヒドくて読みづらかったけど、人を寄せ付けない理由や最前線で1人で剣を振るう理由を知り、サクラのために懸命になるハイジの真っ直ぐさは本当純粋で良かった。そんな“魔性”を持つ「鏖殺公女」ことサクラは、孤独のうちに戦い,死んでゆく→2016/04/26

よっち

50
学校でぼっちだったがゆえに訓練に明け暮れ、飛び級で卒業し軍人となった准士官ハイジが、強大な異能の力「魔性」を持つ鏖殺公女サクラの侍官に任命される物語。最初は汚部屋に住んで人を寄せ付けない彼女のありように戸惑いながらも、強大な力を持つがゆえに一人で戦う彼女が抱え込む孤独や辛さに気づき、飛び出して彼女の傍で共に奮闘するハイジの心意気が良かったです。テンポよく進む展開に脇を固めるキャラも個性的で、さすがの安定感でした。まだ謎も多く、不器用な彼女と拘束されてしまったハイジの今後も気になりますね。次巻も楽しみです。2015/01/23

異世界西郷さん

48
やたらとこの作品を熱く評価する読友さんの影響で、どんなものかと思い読んでみました。もうね。ハイジの会話や思考が“コミュ障あるある”すぎて、読みながらなんだか泣けてきました。ただ、そうであるが故に彼のサクラに対する不器用だけど一途な想いが如実に伝わってきて、なんだかこの作品を読んでいる自分が彼女に恋しているんじゃないかという錯覚に見舞われてしまいました。自分が恋慕う女性が傷ついているなら助けてあげたいと思うのが男の子だよなと。ハイジの魔性も発覚し次の展開が気になるところ。なかなか良い作品に巡り会えました。2015/06/29

まりも

48
ぼっちのまま学校を卒業し、軍人になったハイジと異能の力「魔性」を持つ鏖殺公女サクラの物語。盛り上がりには欠けたもののテンポの良さ、脇を固める個性的なキャラに安定の戦闘描写とベテラン作家の安心感がありますね。うだうだ悩むだけだったハイジが王女が一人で戦う理由、その痛みや孤独感に気づき彼女を一人にさせまいと立ち向かっていく姿はかっこよかったです。今回は序章といった感じだったので姫との関係や主人公の今後がどうなるのか次巻が楽しみ。2015/01/25

アウル

41
自分が読んだ事のあるいつもの十文字青とは違った感じだったが面白かった。ぼっちでコミュ障な主人公ハイジが太守の待官となり、サクラの隣で戦っていこうと頑張る話。初っ端から笑わせてもらい、そのままあっという間に読了。いろいろきょどりながらも愚直に前に進んでいくハイジの姿がよかった。ここからどう展開していくのか気になるところ。2015/11/01

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