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内容説明
次々と死んでいく新撰組隊士…新撰組の「鉄の掟」には隠された歴史の闇があった!?すべてが史実とは限らない!目からウロコの歴史ファンタジー!石川雅之氏の珠玉の幕末異聞短編集の新装版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
9
なかなか痛快(龍馬ファンじゃない私にとっては)。刀で斬る、という行為に対する生々しい視点が凄い。ドラマの時代劇なんか見てる感覚で椿三十郎(用心棒だっけ?)見て、仲代達也から血しぶきがあがるシーンでハッとするような。武士道とかなんとか美化されたイメージが先行しているところで、あ、武士って戦闘要員やったと思い至る感じ。いや、本書の新撰組も暗殺要員も武士じゃないのか。短編4本のうち3本はある種の諦観とそれに屈服しようとしない魂の閃きを描いている。2014/11/26
いさ
3
いわゆる会津史観よりの作品です。尾崎豊と坂本龍馬はうざいくらいの熱狂的なファンを持ちますが、表題の作品では珍しく悪役。しかも「器が大きすぎてムカつく」という新境地。「小せぇこと」に拘っていた近藤勇の方が、ラストで大きな視点で「歴史と名付けられたもの」の本質を語っていたのが印象的です。この前に原田左之助が主人公の小説を読んでモヤッとしたので、溜飲が下がりました。二本松少年隊は、言いたいことはたくさんありますがあえて1つだけ言うならば、良質なスタッフと子役・俳優たちと潤沢な予算で映画化希望。2012/10/06
イカカイガカ
2
斬られる瞬間だったり、人の表情だったり、ここというところのコマに、ハッとさせられるような絵が描かれていたりする。雰囲気は好きな感じ。2014/08/10
なめねこ
2
二本松少年隊の話が一番好き。子供から大人の武士の生き様は心に響く。2012/10/30
Photon
2
最後でカタリベとつながってた。こっちは短編集。ストーリーも人の心の動きも分かりやすくてこっちのほうが読みやすい。二本松少年隊は戦場で子供を想うところが純潔のマリアにつながってるのか。2012/10/06