内容説明
町奉行職をほったらかして、稽古後の飲み食い目当てで相撲部屋に入りびたる大邉久右衛門。いつものように力士もあきれるほどの食べっぷりを披露している最中、食うや食わずの弱小部屋の関取が侍に襲われたという報を耳にする。折しも難波新地では花相撲興行を控えており、なにか裏があるようなのだが――(「餅屋問答」)。豪快に食べまくる3編を収録した満腹絶倒の痛快時代小説、シリーズ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
48
鍋奉行シリーズ第5弾。今回はお餅にかぼちゃに鯉。鯉の洗いに鯉こく、ゴマ揚げと美味しそう!釣りキチなのに、鯉と仲良しの三平くんがかわいい。期待してた勇太郎さんたちの三角関係(?)は発展せずで残念ー2016/03/27
ゆきちん
47
鍋奉行⑤(1)お相撲興行(お奉行様は相撲取りません)…お餅(2)狂言芝居と忠臣蔵の子孫たち…南京(3)大店を狙った強盗と 勇太郎の危機を救った浪人…鯉料理 今回はこの三本。今回は人情ものの色が濃い目で珍しくグッとくる場面もあり、いつも通り面白くもあり。千三の多才ぶりに驚いた巻でした。楽しかった!2016/12/28
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
47
鍋奉行シリーズ第五弾。「餅屋問答」では弱小相撲部屋のトラブル、「なんきん忠臣蔵」では忠臣蔵の敵同士の子孫が登場、「鯉のゆくえ」では釣りキチ少年三平登場。鯉は川の鯛といわれていたとか……。今回も美味しそうな料理がいっぱい出てきてお腹が空きます。2016/07/07
またおやぢ
41
流石は天下の台所である大阪は西町奉行所の御奉行様。今回も、お餅に南瓜に鯉料理と、庶民とは切っても切り離せない食材を巡る、珍事件を解決し続けるのが痛快。時代小説としては奇抜な内容であることには異論はないが、奉行の大邉久右衛門の食い意地の悪さ、人間観察の鋭さ、そして扇子に記す言葉の数々など、繰り返されるお約束が大阪の笑いの文化に通じるところがあり、何度読んでも飽きがこない、そんなシリーズ5作目。密かに時代検証や、詳細にまでこだわりが満載された一冊。2016/09/27
美月0217
41
うふふ…相変わらず食い道楽のお奉行様♩でも憎めない人よね(笑)てっきりお奉行が相撲取りするのかと思ったら…食べるだけ(笑)最後の鯉の話は「恋」にも繋がっていて、あら?もう1人この先勇太郎さんに…と思ってしまった…この先もどんどん食べるお奉行様と勇太郎のお嫁さんに誰がなるか…気になるところです。2015/10/12
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