内容説明
守護・今川義忠の死による混乱を鎮めるため、早雲は駿河に下り、嫡子・竜王丸を後見することとなる。室町幕府の力はなきに等しく、国人・地侍たちが力を持ち始めていた。この時代の大きな変化を鋭く先取りした早雲は、天性の知略で彼らの信望を得、政敵を退けていき、有名な北条の治世の土台を築いていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
314
予想では「序・破・急」の「破」になるはずだったが、ここまで来ても相変わらず「序」であるかのように緩やかな展開。早雲は興国寺城を預かるだけの存在で、史劇全体では依然として脇役のまま。妻子を持つようにはなり、また中巻の終わりで、氏親を文字通りの守護として擁立することに成功はするが、そこまで。読む前には、中世末の大きなパラダイムシフトの中で、早雲がいかに身を処して戦国大名になっていくかの物語だと思っていた。しかし、どうやらそうではなく、早雲を物語の軸に据えながら、そうした時代の大きな転換の方を描くことに主眼が⇒2026/03/13
遥かなる想い
251
戦国時代の先駆けとなった北条早雲の 時代風景が面白い。今川義忠の戦死から 始まる跡継ぎ争いと そこに乗じる早雲.. 江戸城の基礎を作ったと言われる太田道灌 との会合は印象的で また時代の仕組みが 司馬史観らしく 新鮮であるのが楽しい。 今川氏親の母 北川殿との関係も 艶っぽく 下巻の展開が楽しみな巻だった。 2017/01/27
ケイ
120
中巻は、早雲が後見人となった6歳の竜王丸が今川家を継ぐまでの10年と少し。道灌が殺されたりと事件もあるが早雲絡みの話は些か退屈。都では、将軍は仕事せず、僧は贅沢をし、民は飢え、魑魅魍魎が跋扈する、世も末のような状態。そこでの蓮如の登場が本筋の早雲の話より面白かった。鍬や鋤が木から鉄に代わって生産力を持ち、地頭でなく惣の元に結集する加賀の百姓。彼らを操る一向宗。京都の飢えた民も、堕落した寺院より一向宗に気が向く。欧州の宗教改革もこのように起こるべくして起こったのかと思いながら読んでいた。2016/03/09
むーちゃん
97
うーん、時代背景なのかたんたんと続く。下巻へ。 2021/02/07
優希
77
早雲は着々と治世を築いていったようです。室町幕府の力は失われつつあり、地侍たちが勢力を強めていく時代の中で、早雲は大きな変化を自らのものへとつかんだと言えるでしょう。時代を先取りした早雲が知略で信望を得たのも納得です。2018/11/25
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