内容説明
「一誠兆人を感ぜしむ!」─誠をもって人を感化する。多くの英傑を育て、齢三十で散った明治維新の先駆者・吉田松陰。没後150年(2009年)を超えて、今なお人々を魅了する、熱く激しい、その人生に迫る! 松陰の生涯とエピソードを談話調で語り尽くし、巻末には簡潔な「松下村塾生列伝」と、小学校でも朗唱される「松陰先生のことば」18篇を付した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akira Tsuboi
3
「松陰という若き一人の指導者の近所から、多数の『人材』が輩出された事実から何を読み取るのか。それは、優れた、魅力的な指導者が一人いれば、人材は何人でも育つということではないでしょうか。一誠兆人を感ぜしむ、なのです。 『人材がいない、人材がいない、最近の若いやつは駄目だ』などと、不平を垂れているような指導者は、指導者として失格です。(中略) 人材とは探し回るものでなく、指導者が育てるものなのです。」 人材は必ずいる!よっしゃー!
逢日
1
この本は良かった。ものすごく分かりやすい。そして光る言葉の数々。・人材は探すものでなく、育てるものだ。・田舎者は田舎にあっては田舎者ではない。・目標と志は似て非なる。・学者になってはならない、常に行動を起こす…松陰先生の魂宿る一冊。全ての指導者よ、読まれたし。2014/08/03