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内容説明
妖艶な雑誌記者・九鬼奇句子。彼女は他人の記憶に「介入」することができる。奇句子が取材に訪れる人物たちは誰もが思い出の中にほの暗い闇を抱えていて……!? グリム童話、アンデルセン童話を原典とした12篇の物語を収録!! 描き下ろしページ満載の1冊!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
30
より妖しく、よりアダルトに。雑誌記者の奇句子が取材する相手の話の中に介入し、怪奇な出来事を解決したりしなかったり。グリム童話をモチーフにしたホラーが展開。本来の童話は性的な面があるからか、強烈にエロと毒が冴え渡ります。直接描写も普段より多い気が。ミステリアスな奇句子も弟にはくだけた言動になるギャップもいい。「弟よ」2019/08/17
澤水月
21
風格ありすぎもはや江戸の絵師の春画のよう。いつもかなりエロティックな高橋葉介なれど本作はギョッとするほど直接的な性描写あった。マジ度肝。円熟期の夢幻紳士の濃厚なベタに包まれた雰囲気で女体の白さが際立つ。媒体がレディコミてのもあるのか。ハズレがないなぁ2015/04/18
眠る山猫屋
15
この主人公・九鬼奇句子さんの、なんて色っぽいこと!! 匂いたつような妖艶さ、読めば読むほど魅せられちゃいます。近頃の高橋作品の主人公には珍しく(?)モラルも守ってくれてますし・・・ また続くといいな! 2013/11/24
neimu
9
うーん、歯が痛いから本屋で勢いでこんな本を買ってしまったのか昨日。久しぶりに読んでびっくり。昔のデビュー当時よりもすさんだかなあ、こんな風だったかなあ。お子様にはトラウマになりそうだから余り読ませたくないかも。2012/11/07
NBかえる同盟
6
グリムつながりで、「葉介さんもあった」と思い出して再読。あとがきで諸星大二郎氏を意識しまくっていて楽しい。諸星氏の作品から続けて読んだので、作風の違いがより際立った感じ。葉介さん、ぶっ飛んでいるなあ。 2021/08/03