集英社コバルト文庫<br> 紫陽花茶房へようこそ ~夜のお茶会への招待状~

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集英社コバルト文庫
紫陽花茶房へようこそ ~夜のお茶会への招待状~

  • ISBN:9784086018630

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内容説明

銀座の路地裏の洋館で、ひっそりと営業する紫陽花茶房では、英国伯爵の血を引く青い瞳の店主・紫音と、給仕のハイカラ女学生の月子が、帝都一おいしい紅茶でおもてなし。今宵、紫音の淹れる“魔法茶(ポーション)”で、夢の世界を訪れるのは……? 不思議な三人の老女に誘われた、紫音と月子の出会い。月子の忘れられた初恋。そして……? 大正喫茶ロマンス、ついに完結!

目次

一杯目 トロイメライ
二杯目 鍵のないオルゴール
三杯目 夜のお茶会への招待状
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ももたろう

35
とてもかわいいお話しで大好きでした(^^)紫苑が積極的になれなかったのは月子が18才になるのを待っていたのもあるのかな。もう遠慮しないと決めた紫苑のイチャイチャぶりとてもよかったです!が、北斎はあきれてたみたいな…ボールガウンドレスってシンデレラみたいなのなんですね。月子かわいいだろうなぁ~!お話が終わってしまうのはさみしいけれど、この後は関東大震災があったり戦争に突入したりいろいろ苦労をしそうです。英国の社交界でも大変だろうし…でもこの二人ならきっと明るく元気にたくましく乗り越えてくれると信じています。2015/09/09

はな

31
図書館本。3冊で完結と言うのがさみしいです。今回は短編3話で、1話目紫苑と月子の出会う前の茶房での話。大奥で働いていたマダム3人のかしましさがすごい。どんな時代でもやっぱり女性はかしましいのかな。2話目は月子の初恋話。幼い月子が可愛いのとそんな幼い初恋にやきもきする姿もいいなと思いました。てっきりいとこのお兄さんに恋心を持っているのかと思いました。3話目は紫苑の話。紫苑のおばあちゃんは本当に魔女だったのねーと思いつつまわりの後押しを受けてラストの2話で二人の仲が進むことができてよかった。2015/08/08

ダージリン

28
ふたりの出会いのきっかけから、月子の初恋?とふたりのこれからを暗示する話へと、綺麗に終わってしまいました(笑)。もっと読みたかった気もする~。2015/06/11

すみの

27
第3作完結。*『トロメライ』昔大奥にいた三婆のお互いに対する本音*『鍵のないオルゴール』月子の初恋相手の名前を書いた紙が入った開かないオルゴール。月子の従兄・遼一がなかなか芸達者*『夜のお茶会への招待状』伯爵家の出の紫音。いずれはその家督を受け継ぐことになる覚悟はしているが、月子のことで思い悩む。魔女である祖母のお茶会がナイスなタイミングで開かれ次のステップへ。たぶん二人は結婚して英国で暮らすのでしょう。紫音のヘンな日本語と、そんな彼をしっかりちゃっかり支える月子が楽しかったです。2016/08/01

よっしー

21
最終巻を残して放置していたこのシリーズ、やっと読みました。最初は設定を忘れていた部分も多くありましたが、読み進める内にそうだったと色々と蘇ってきました。紫音と月子のお互いに意識しているのに回りくどい感じにヤキモキしていましたが、どうやらそれは周囲も同じ様に感じていた様で…。素直なようで不器用な2人でしたが、後押しもあって前進。この後は一気に話も進んでいきそうですね。その辺りの話も読みたかったなと思います。2024/12/02

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