集英社コバルト文庫<br> 紫陽花茶房へようこそ ~夜のお茶会は英国式で~

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集英社コバルト文庫
紫陽花茶房へようこそ ~夜のお茶会は英国式で~

  • ISBN:9784086018128

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内容説明

時は大正。銀座の路地裏にある、レンガ造りの洋館。英国伯爵と“魔女”の孫である青い瞳の青年・紫音が営む紫陽花茶房には、ちょっぴりワケありの客人がやって来る。店主特製の魔法茶を饗する真夜中のお茶会が、こんがらがった心の糸を解きほぐしてくれて…? 男装の麗人の秘めた過去とは? そして、西洋嫌いの頑固な老人の隠された想いとは? 心温まる3つの物語を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

40
二作目とは知らず読んでしまいました、舞台は大正ハイカラな英国紅茶の茶房で青い瞳の伯爵子孫のマスターが訪れるお客様に特別なお茶会を催し絡んだ悩みを解きほぐす三編の物語。軽い漫画のような作品、タレーランのような謎解きかと思ったらちょっと違った恋愛系ファンタジー。2014/11/07

ももたろう

38
紫陽花茶房に夏がやってきました!今巻も月子と紫音の会話が楽しくて心地よいです。アルの夢の中のお話、私も夜の森の中をさまよっているような…霧と湿気を感じて不思議な気持ちになりました。アルと紫音は相手を思うゆえの誤解やケンカ、遠慮のなさや思いやりなど幼なじみで親友っていいですね!紫音の耳まで真っ赤なのがかわいかった!アルのおかげで紫音が人に執着しないわけとかいろいろわかってきたし、月子との距離も縮まったのかな。セミの抜け殻ってジャイアンの料理じゃないんだからやめてよ~と思ったけどホントに薬になるみたいですね。2015/09/06

hirune

32
大正時代、英国から来たハーフの碧眼イケメンで魔女の孫のマスターと女学生アルバイトの給仕が営む茶房に迷い込むお客さんの問題とか屈託を不思議な夜のお茶会で解決?する物語。その方法は魔女の孫特製の魔法の紅茶(ちょっと怪しい😅)に誘われた夢の中での解決なので大変フワッとしたものでした。一番の謎は閑古鳥が居座るこの茶房の経営がいかにして成り立っているのか、かなぁ。。2023/02/15

ううち

31
明治時代のカフェを舞台にしたファンタジー系?若者向けな気もしましたが、紅茶のウンチクもあり楽しめました。タイガーさんのお嫁さんが素敵。これ続編だったみたい…1巻を探そう。2015/01/30

のいじぃ

28
読了。背表紙が変わりました。脱コバルト、オレンジ文庫一歩手前、といった感じでしょうか。挿絵も各章の扉絵のみに。前作と同じ展開。形としては綺麗ですがそれに嵌め込んでいるだけのような味気なさも。あの虎蔵が夜中の12時に外出することを黙って承諾したのも不思議で、その辺の描写がもう少し欲しかったかも。目が覚めたときに若干首が痛そうだな、とか紫音が月子に出すあれはわざとなのかと少女小説らしからぬこともちらほら考えたり考えなかったり。少しずつ紐解かれていく紫陽花茶房、次巻も読む予定。妻ではなく嫁の彬子さん、立派です。2015/06/18

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