王国の子（６）

著者名：びっけ【著】

講談社（2015/08発売）

• ISBN：9784063807912

内容説明

ゼントレン王国の女王に即位したメアリはスーデルの王子・フェリペとの婚約に踏み切る。この婚約に対し、国内では異国の者に国政を任せられないという意見が続出、反乱分子は、新女王・エリザベスの即位を求めて動き出す!!　民衆を説得するために演説をするという大役を任された、メアリ女王の影武者・マーガレットだったが!?　 ゼントレンを舞台に、欲望と権謀術数が絡みあう緊迫の展開!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[絹恵]

もう守ることでしか生きていくことが出来なくなってしまったけれど、それは彼にとって一番大切なことになりました。彼の生きる理由になった彼女は、彼女自身が彼の運命を決めてしまったことに悲しみを覚えます。王国の子ゆえの逃れられない運命にそれぞれが絡めとられていきます。それでも人の思いは変わる、だからそばにいてほしいという思いの理由も。

2015/08/23

[るぴん]

ワイアットの乱はエリザベスを陥し入れる旨い口実となり、エリザベスは収監されることに…。女王メアリ、エリザベス、ジェイン、王家に連なる女の戦いと、ロバートとマーガレット、影武者たちの戦いも緊迫してきた。メアリの影武者・マーガレットの暴走が、女王を破滅に向かわせるような気がしてならない。エリザベスとロバートの関係も面白くなってきた！

2015/10/27

[じぇりい]

メアリ女王、翻弄されすぎ。哀れワイアット、ジェーンのこれからの動きが鍵となるか？

2015/08/11

[椿]

エリザベスの気持ちとは関係なく、市民がエリザベスを女王に！と言い始めてしまったよ。あ～、彼女を窮地に追い込むだけなのに！そして、アッサリと捕まるワイアットにガックリ。もっと、色々疑ってよ～。

2016/09/25

[明野 立佳]

こちらも史実に沿うと・・・。イングランドの歴史ですよね。 エリザベス一世。なんだけど、なんだけど。 影武者はなんというか、忠誠と離れたところにいる。

2015/08/12