内容説明
ヴィントレーアとの戦いを制し、本格的にグーゼルホーフ帝国侵攻を狙うアルメイン。攻略に際し、ナリアに仕えるエルラニアからの献策は、反皇女派を抑えるためのエーレントラウトとの婚姻だった。女性が苦手なアルメインは避けようとするが、予想外のナリアの賛成に検討を余儀なくされてしまう。ナリアの様子を訝しむメーニカ、各国に潜む魔導の氏族たちの目論見が錯綜する中、帝国へ進むアルメインだが――。昏き宿命のタクティカルファンタジー第4巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKF-ZERO
10
終わって欲しくなくて長らく積みっぱなしでしたが読了です。面白かったので四巻で完結なのは残念です。カリーンエンドを望んでたのですが…。次回作にも期待したいと思います。2015/09/29
1_k
6
読んでて疲労困憊した。打ち切りではなさそうなものの、中途半端なところでの幕引き……とはいえ、読んでるこっちも、おそらくあとがきを見る限り書いている方も気力体力が続くのが4巻分が精一杯だったとうことでしょうか。名残惜しくとも、これ以上続けてもお互い身が持たなそう。読んでいていろいろ持って行かれそうになるラノベというのは珍しくも負荷の高さが心地よくもありました。年に1シリーズくらいはこれくらいのドロドロ系があっても悪くないかもしれない。2015/06/30
ウラー
5
★★★☆☆狂気と陰謀の王宮ファンタジー完結。アルメインが操られて過激な政策を取り始めたあたりからいやな予感がしていて、エルラニアが死んだときに確信したが、やはり実質的には打ち切りに近かった。愛憎ドロドロした展開は好きだったので、こういうかたちで幕を引くことになり残念だ。それでも終わらせてくれたことはありがたい。2015/07/02
Stella
4
完結編だが駆け足感。まあ間が開いたから完結巻が出ただけでもよいこと。2015/08/14
彼方
3
欲と陰謀渦巻くタクティカルファンタジー第4巻。完結という事でヒルトルートの影やメーニカとの決着がつきますが…各国の為政者は皆メイドに操られていて主体性がなさすぎるし、アルメインやナリアに最後だけでなくもっと自らの意思を見せてほしかったかな…洗脳状態からあっという間に事態が終息してしまい残念…功労者のカリーンにはもう少し報われる描写が欲しかったですし…。登場人物の変態性や陰謀、洗脳以外でも読ませてくれる力があればより良かったのですけど…イラスト含め引き込まれる所のあった作品なのでちょっと残念な結末でしたね。2017/12/07