内容説明
「主権者とは、例外状況にかんして決定をくだす者をいう」。国家と法と主権の問題を踏査するコアな思考の展開。カール・レヴィットによる決定的なシュミット批判なども併録。
目次
政治神学(C・シュミット)
第二版のまえがき
1 主権の定義
2 法の形式および決定の問題としての主権の問題
3 政治神学
4 反革命の国家哲学について
――ドゥ・メーストル、ボナール、ドノソ・コルテス
付録
C・シュミットの機会原因論的決定主義(K・レヴィット)
M・ヴェーバーとC・シュミット(K・レヴィット)
解説
「神話」と「独裁」の政治理論(田中浩)