ブレヒト戯曲全集 第4巻

著者名：ベルトルト・ブレヒト/岩淵達治【訳】

未來社（2015/06発売）

• ISBN：9784624932749

内容説明

デンマーク亡命中の作品が中心で、ファシズムにたいする武器としての「第三帝国の恐怖と悲惨」｢カラールのおかみさんの鉄砲」のほか、ブレヒトの代表作「ガリレイの生涯｣、ラジオドラマ「ルクルスの審問」を収録する。

目次

第三帝国の恐怖と悲惨
カラールのおかみさんの鉄砲
ガリレイの生涯
ルクルスの審問

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[MaRuTaTSu]

『肝っ玉おっ母』に似ていながら、また異なる内容。 最後の持っていき方は、30年代後半に書いてるのと大きく関係してるだろうな。「一方の暴力に抗するには、もう一方の暴力を行使しないと、結局は一方の暴力を行使（支持）することを意味する。」確かにな。 Schwebeなブレヒトの本質が見える理論だと思う。

2012/10/03