内容説明
ブレヒト初期の代表的な三作品「バール」「夜うつ太鼓」「都会のジャングル」と創作時期がほとんど重なっており、「叙事詩演劇」への出発点ともなった「イングランドのエドワード二世の生涯」を収録する。
目次
バール
夜うつ太鼓
都会のジャングル
イングランドのエドワード二世の生涯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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バールを読んでて辛いものが...2013/03/07
MaRuTaTSu
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『都会のジャングル』 表現主義に対してかなり否定的な見解を示していたブレヒトだけど、実際の初期の作品にはもろにその影響が伺える。これもそんな作品。 反動するほど実は繋がってる、ってドイツの文学史みれば見るほどに感じるわ。 『夜打つ太鼓』 完全にビューヒナーのヴォイツェクとかぶる!赤い月! その後の戯曲校正(場面と場面の繋がりの緩さ)にもビューヒナーが重なる。 どれだけビューヒナーは先駆的だったんだ...2012/04/18