内容説明
「さぁ、決着をつけましょう」
遂に、その本性を露わにしたベロニカの手により、イーヴィが奪われてしまう!
倒れ行く仲間達と、レイガスの敗北。動揺するヴィオラの前に、事件の収束 のため王都より派遣された、二人のスカイ・エルフが立ちはだかる。
一方、意識を失ったレイガスの脳裏に蘇るのは、守ると誓ったはずの少女の姿だった――。
「立ち上がりなさい、りゅーへー」
迫り来る終焉の時。その果てに、男が手にしたものとは――。
第8回GA文庫大賞≪優秀賞≫、喪失と救済の第三巻。
戦え、オーク。守るべきものを守るために!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんけー
16
ラスト迄惹き付けられたが、チョッと複雑な読了感・・イーヴィを巡ってレイガス、ヴィオラとベロニカは睨み合い?順序だてて丁寧にイスカリオテのユダの存在理由とか?前世のエピソードを転生後の世界とシンクロさせ描こうとする意欲は良いと。伏線の回収も有り、謎だった部分もスッキリしたが?ベロニカの言動にウンザリしてる自分がいて(-_-)新キャラ登場したけどシオンを犠牲にしたのはショックで。必要悪?なのかなぁ~...。今巻のレイガスが無敵でなかったのも引っ掛かるトコで?読んでて何回鬱状態に成ったことやら(^^;→2017/04/27
しぇん
8
ん?完結じゃないのですね。転生に起因する物語が色々片付いたので終わるのかと最後らへんまで思っていました。相変わらず仁義溢れる主人公ですが、この巻にかぎっては「彼女」が物語の主人公に見えました。保護者、被保護者の関係えしたが、本当に守っていたのはどちらだったのかな?と。2017/04/16
ツバサ
6
重要な伏線は回収したから完結かと思いきや続くのか。蛇足にならないことを祈る。2017/04/19
景
3
これで龍平とその周りの人物の過去に関する物語はすべて終わりだろうか?壮大な世界の崩壊を招くまでの物語。なんやかんや龍平への思いで彼は最強のレイガスとして活躍してしまうわけだけど、ただのレイガスになってここで物語が終わると思いきやまだ続くのかこのシリーズ・・・。2017/05/21
ぷるるー
1
最近の中ではめっちゃ好きなシリーズだったのに、これでこのシリーズとはお別れかなとページをめくる度に寂しさを感じつつ読み進めた。読了後は良作を読み終えた胸に残るあの感情もしっかりとわいてきた。でも、次あるんかーい!!! いや、買うけどね?2017/06/21