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内容説明
時は奈良時代。2人の仏師「我王(がおう)」と「茜丸(あかねまる)」が鬼瓦造りの腕を競う。我王の鬼瓦には、世の中の無情、権力闘争、生きることの苦しみといった「怒」が込められ、見る者を驚嘆とさせるが……。平城京の都を舞台にした『火の鳥』「鳳凰編」を収録。<手塚治虫漫画全集収録巻数>・『火の鳥』鳳凰編(手塚治虫漫画全集MT205~206『火の鳥』第5~6巻収録) <初出掲載>・『火の鳥』鳳凰編 1967年12月号~1968年9月号 COM連載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aster
46
今までで一番人間らしい。輪廻転生、宗教の受け止め方、ある哲学者の面影を感じる。感動するべき場所でなくても感動出来る。改心するべきタイミングでなくても改心出来る。世界と私は生きていて、違いなどない。2021/02/06
紫
16
大仏(仏教)の描きかたに、ちょっとびっくり。我王の心の動きから目が離せませんでした。2013/12/26
niko-08
13
鳳凰編だけは子供の時に読んだし、アニメも見た気がします。あの時はちょっと怖かったけど、今読んでみたら、当時の人間と仏教の在り方にふむふむと納得。この巻も是非、子供たちに読んで欲しい。2016/08/23
*
9
運命を呪わず、可能性を探りながら生きていく。何も心配ない時は「そんなの当たり前」で済むが、ひとたび絶望に落ちると、ひどく難しいことに思えてくる。なぜなら、自分の五感が信じられなくなるから▼橘諸兄は嫌な奴だが、帝の御前で「ナンセンス、ナーンセンス」と叫べる度胸だけは尊敬できる(笑)▼茜丸と我王の「最終決戦」の末路は、読んでいて胸が痛かった。2018/03/05
ホームズ
9
鳳凰編は今まで読んだ中では1番良かったですね~(笑)ちょっとレベルが違うくらいに面白かった(笑)鳳凰編だけでもオリジナル版買っちゃおうかな~(笑)2011/11/16