プロメテウスの罠 8 - 決して忘れない! 原発事故の悲劇

個数:1
紙書籍版価格
¥1,375
  • 電子書籍
  • Reader

プロメテウスの罠 8 - 決して忘れない! 原発事故の悲劇

  • 著者名:朝日新聞特別報道部
  • 価格 ¥1,237(本体¥1,125)
  • 学研(2015/06発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784054061811

ファイル: /

内容説明

福島原発事故の悲劇を検証した、朝日新聞連載の書籍化第8弾。被災者の復興へ向けての戦いを描くほか、今回は、震災時に各地の避難所を巡った皇室の動きを追うなど、新しいアングルからのルポを展開。内容充実のラインアップだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

262
『プロメテウスの罠』も8巻まで来たが、本書でも相変わらず絶望的なまでの東電、経産省の独善的な体質が暴かれる。元GE(この原発の製造社)社員ケイ・スガオカによる福島第一原発1号機のひび割れの内部告発に端を発して、やがてはすべての原発が止まるにいたるのだが、この間の東電の動きは、まさに社会正義の対極を行くものとしか言いようがない。ただ、この巻では、一方で希望も語られるのが救いだ。「ふたば未来学園」の創設がそれである。実際は、これからも様々な困難を抱えるだろうが、展望は明るそうだ。早々たる応援団もついている。2016/05/25

美登利

46
このシリーズも8冊め。原発の吉田調書などで問題化してる新聞社だけど、これまでの内容は捏造でないと信じたいと思います。そうでなければ何を信じたら良いのでしょう。テレビでは流されなかった情報や昔の原発施設でのひび割れの隠蔽や内部告発など考えても、もうたらればの話になってしまうのでどうにもやりきれない。帰りたくとも除染は完璧ではなく終了、補償も切れる。転居もままならないのであれば、危険な地域に戻るしかないと迫られる住民の方はどうされるのだろう。中高一貫校の新設に奮闘するくだりでは子供たちの未来を託したいです。2015/02/09

燃えつきた棒

25
震災後6年たって、「絆」の美名の陰から現れたのは、被災者いじめのニュースである。 あまりに日本的な風景だ。 本題に戻ると、「すべての政府は嘘をつく」とは、I.F.ストーンの言葉だが、ときおり調子に乗った時などには、為政者の口からもポロリと本音が漏れることもあるらしい。 2017/03/09

D21 レム

24
最終処分地の問題について。鎌中ひとみの「六ケ所村ラプソディ」の話。ある大学教授「最終処分地の話は、最後は結局おカネでしょ?」「受け入れてくれないとなったら、お宅にはその2倍払いましょう。それでも手を挙げてくれないんだったら5倍払いましょう。どっかで国民が納得する答えが出てきますよ」「(20億円なんて)たかが知れているらしいですよ、あの世界は」。鎌仲監督はごみを押し付けられる側への配慮がまったくないことにあきれながらも「原子力村のホンネを語ってくれていてありがたい」。行き場のない怒りと閉塞感。2016/03/09

Gamemaker_K

8
どうやったって、元に戻せないものがあるということを思い知らされるシリーズではある。・・・今年の3月11日は、会議中に過ぎ去ってしまった。2015/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9014304
  • ご注意事項