プロメテウスの罠 5 - 福島原発事故、渾身の調査報道

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プロメテウスの罠 5 - 福島原発事故、渾身の調査報道

  • 著者名:朝日新聞特別報道部
  • 価格 ¥1,152(本体¥1,048)
  • 学研(2013/09発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784054057876

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内容説明

朝日新聞連載の書籍化第5弾。福島原発事故から2年以上が経過しても、被災者の苦悩はいまだ癒えてはいない。海の汚染、置き去りにされた動物たち、賠償の問題、さらには原発再稼動の動きなど、気鋭の記者たちによる長期にわたるルポルタージュの書籍化だ。

目次

海鷹丸が来た
生徒はどこだ
いのちの記録
原発維持せよ
家が買えない
テロ大丈夫か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

170
福島原発事故のルポルタージュ第5弾。最初の2話「海鷹丸が来た」と「生徒はどこだ」は、甚大な被害を受けながらも、ネットワークの力で状況をともかくも前に進めて行く事例。もちろん、海の汚染も、失われた生徒たちや教育環境も元には戻らないのだが、そこに少しは明るさが垣間見えてくるのだ。自分にもできる支援があるのだと思う。半ば以降は、なかなか先の見えてこない事例ばかり。それにしても東電、エネルギー庁の被災者への対応は想像以上に酷い。震災後2年半が経過した。今だからこそできる支援もありそうだ。続巻も追い続けたい。2013/09/15

美登利

33
ついにこのシリーズも5巻まで出たのですね。気になっていた、将来への選択を間近に控えた高校生たちのことが書いてあり、読み進めていてこの報道の中では一番救われた話題だったのではないでしょうか。もちろん、希望を絶たれた子供たちも沢山居るのは事実だと思うけれど、それぞれの逞しさに涙が出ました。ペットの話は現場の悲惨さにやり切れなさがとても残りました。2013/12/12

燃えつきた棒

26
原発問題は、参院選の争点にはならないと言われている。 野党の一部にも、原発再稼働を是とする勢力がいるためなのだろう。 あいにく僕は、粘着質なので、そうそう簡単に忘れることはできない。 2016/07/04

ねこまんま

12
補償問題の対応がえげつない。 足元見るってこのことやね。 とにかく、のらりくらりと返答を伸ばして、できるだけ請求を差し戻して、時間をかけて被災者が疲れて諦めるのを待っている。 被災者を敵かクレーマーとしか思ってないような対応。 実に見事なたらい回し!! ところで、あの混乱のさなか、日本はおろか、世界中から集まった多額の義援金、ちゃんと被災者に渡ったんでしょうかね2014/02/14

tetsu

8
★4 朝日新聞に連載されている特集記事を本にしたものの第5巻。 印象に残ったのは、事故から2年半経過しているものの遅々として進んでいない地元被災者の方々の生活再建の話。汚染のため地元に戻れないし、かといって新天地で新たな一歩を踏み出す経済的支援もない、この生殺しのような状態が改善されず、いつまで続くかわからない。 日々大量に発生し続ける汚染水の問題、広範囲に拡散した半減期の長い放射性物質の除染、海洋汚染や農水産物の風評被害などなど、事故後の処理の気の遠くなる大変さ、きびしい現実を改めて実感する。2013/09/18

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