フラワーコミックスα 港町猫町（３）

著者名：奈々巻かなこ【著】

小学館（2015/06発売）

• ISBN：9784091345813

内容説明

ここは小さな港町。“魔女”と呼ばれる寂しさを抱えた女の子が、少年の姿をした猫と暮らす、ちょっと不思議な町。

孤独と自由を愛する、でも本当は寂しがりやで、温もりが大好きな猫たちがくれる、幸せの魔法とは…？　そして“九ツの生命”を持つという猫が、新しく生まれ変わるために、ふと姿を消して二度と帰ってこなくなる“その日”とは…？

初めてなのに懐かしく、じんわりほっこり癒し系の、猫と魔女と潮風が贈る好評シリーズ、いよいよ完結巻です！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[honoka]

何度読んでも涙無くしては読めない最終巻。もし私が魔女だったら、三年前に旅立った愛猫もきっと超絶イケメン少年に見えたに違いない。涙が止まらないよ

2014/07/10

[ゆり]

涙が流れっぱなしの最終巻だった。切ないけどふんわりあったかい。そんなお話だった。レンが最後に月にむかって行っちゃうなんて考えたこともなかったから悲しかった。

2013/08/30

[り こ む ん]

悪くはないの、嫌いでもないの。よい作品だと思うのだけど…やっぱり…最後まで猫が少年の姿になるのが…受け入れがたい…その設定じゃないと成り立たない話なんだけども…そこだけが…核心部分なのに受け入れがたい…

2017/01/27

[ぐっち]

今回もやさしいお話でした。猫扉も、影猫も、トカゲも、そして…シリーズが終わってしまうのは残念ですが、またこの世界に遊びに来たいと思います。

2012/09/15

[U]

１巻から一気読み。泣かされた……！　ラストで、うわ、もしかして、うわ、くる、くる、と思っていたけどやっぱりきて、胸がいっぱい。色んなお別れがあったけれど、馴染み深くなったひとたちがいなくなってしまったけれど、そのどれもに嫌なしこりを感じなくて、哀しいけれどあたたかく、淋しいけれど清々しいさよならでした。月を見上げるレンのコマがすごく心に残ってます。手紙を握りしめたシャラも。カノさんが戻ってきて良かった。この猫町の穏やかないとなみをもう少し読んでいたかったけれど、お別れです。今度は満月の夜に読み返したい。

2012/08/23