フラワーコミックスα 港町猫町

著者名：奈々巻かなこ【著】

小学館（2013/05発売）

• ISBN：9784091331809

内容説明

坂道だらけの、一風変わった港町。ここでは、ときおり猫たちは少年の姿で現れて、他人（ひと）との距離に悩み心に寂しさを抱えてしまった“魔女”と呼ばれる女の子と暮らす…。孤独と自由を愛する、でも本当は寂しがりやで温もりが大好きな猫たちがくれる、幸せの魔法とは――！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[り こ む ん]

どこが懐かしい感じのするファンタジー系少女漫画かな？絵柄はあまり好きでないけれど、ちょっと切なくほっこりなお話し。ちょいちょい、そーなんだよねぇ～。と、猫と暮らしに感じる幸福感を言ってくれているところにホロリとくる。たまには、こんなのも読んでみるのも悪くないかな？

2017/01/24

[まきこ.M]

表紙のレンガ調の路地、ぬくもりあるランプの色と遠くに見える海と深い青は、孤独の中に灯るほっとするひとときのぬくもりのように、心が消え切らないように灯してくれる。港町に佇む猫が感じる孤独と人が感じる孤独の違いってなんだろう。別れも失うものも、生きている限り必ずある。少し欠けてしまった心の隙間を埋める猫の気まぐれで、それでいてひたむきな人への情はささやかな魔法がかけられてクローバーのように1人と一匹が通じる時ー。

2016/01/16

[yourin♪]

寂しさを心に抱えた女の子が少年の姿で現れる猫と暮らす街の物語。可愛くて温かくて切ないお話でした。　チャイナ服のシャラも可愛いけど、私はタルトが好き。ぺたっと座ってパン食べてる姿が可愛すぎる～♡　　いつも寄り添っていてくれるタルトと暮らしたい♪　そして「きみがぼくの」って言われた～い♡

2011/01/25

[蒼吉＠読メ再開しました]

港町、猫、魔女。私の心にときめくキーワードばかり。つい、買ってしまったけれど、当たり。寂しさを抱えた女の子たちを猫は「魔女」と呼び、姿を変えて傍に寄り添う。猫たちもさみしさを抱えてるのかな、とか思ったり。ちょっと、絵柄は昔って感じだけれど。これはこれで好きだな。世界観が合うっていうか、個人的に好みです。そして、何にツボったって「ネズミさいっこー」だよね。いや、ネズミ算はすごいけど。追いかける猫たちを傍で笑いながら見ていたいです。

2012/11/27

[ぐっち]

久々に再読。今回は屋根の上の魔女がよかった。うちにも猫来てくれないかな。

2014/05/31