内容説明
大好評書き下ろしシリーズ、新展開!
江戸の膿を掻き出し、田鶴藩のたて直しを誓った圭寿。「圭寿様に従う。それだけがわが道だ」――伊月も燦とともに闇神波に挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
69
久々の燦になります。田鶴藩の立て直しを誓う圭寿、闇神波に挑む伊月と燦。少年たちが逞しくなってきたように見えました。物語は新章に入ったととっていいのでしょうか。静門院、お吉も立ち位置が少し変わってきましたし、少年たちに何が待ち受けているのか気になる展開です。不穏な空気を引きずったまま物語が終わるのがもどかしい。展開が遅い気がしてなりません。続きを待つのが辛いです。2015/10/14
けろりん
51
「のほほん旦那」圭寿の芯の部分に刮目させられたり、燦と伊月の掛け合いが微笑ましい第六巻。身寄りの無い子ども達を育て、懸命に生きている娘掏摸のお吉の身に降りかかった災難が、あまりに痛ましく、やるせなくて、圭寿主従と燦の偽りない思い遣りに救われた気がした。けれど、静門院とお吉のやり取りに、胸をつかれた。お吉の強さ、生きる姿勢の美しさ。格好良い。陰謀や暴力、虐げられる女子供等、辛いテーマが描かれているけれど、人間の強さ、成長する力を信じさせてくれる本シリーズ、すぐ次の巻に進みたい。でも我慢我慢。2020/03/15
酔拳2
51
やっと見つけた6巻。圭寿が成長してるなー。伊月くん、悩んでばかりいないで頑張りなさい、と思っていたら、最後にええっ⁈於ようさんとついに?今回表紙がお吉だけど、お吉は頑張った!で、燦、ちょーピンチ!そこで終わる⁈少年マンガかよ!2016/11/19
えむ
48
第6弾。静門院はなにを考えているのか分からない女ですね。伊月が静門院の魅力に負けてしまうなんて自分が抱いていたイメージが崩れてきました。それと篠音のこと、すっかり忘れていました。月日が随分経ってしまっているはずです。心配ですね。もう少しページ数を多くしてもらわねば、あっという間に読み終えてしまいます。2015-912015/12/30
けぴ
44
お吉と子供たちが何者かの襲われる。途方にくれたところを燦の仲立ちで静門院宅で匿われることになる。静門院も登場時は謎の悪女であったが、於よう という悲劇の女性と判明してからはなかなか良い人であることが分ってくる。残り2冊でどのような結末が待っているのか?2020/09/14