内容説明
大坂夏の陣、忠輝のもとに出陣命令が下る。大坂城のキリシタン牢人部隊に、キリシタンに理解が深い忠輝の軍勢をぶつけようという、兄秀忠の底意地の悪い計画。さらに忠輝は、少年の日、城内の豊臣秀頼とある約束を交わしていた。煩悶する忠輝。そして、父家康と兄秀忠の暗闘。風雲児・忠輝を描く全三巻完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃいろ子
39
すっかり隆さんにハマった。電子図書で他にもたくさん買ってしまいましたよ😃 歴史物の魅力のひとつ、忠輝にスポットを当てると、対する秀忠は器の小さい嫌な奴(笑)で。その妻、江もまぁ嫌な女。でもその江を主役にした大河ドラマがあるのだから、そちらを見ればまた違う世界が見えてくる。 本当に面白い。 作家はたくさんの資料を頭に叩き込み、それを活かしながらもエンターテイメントな小説に仕上げるのだから凄い!忠輝は本当に魅力的な人物で読み終えてしまったのが寂しい。普通に考えたら不幸な結末なはずなのに→2022/03/08
誰かのプリン
22
隆 慶一郎作品に於いて、家康は良い感じの人物に描かれている。 それに対し秀忠は無能で嫉妬心が強くしかも執念深い人物。久々に面白い本に出会いました。2018/07/21
ぺぱごじら
18
『鬼子は捨てろ!』とまで激昂した家康の豹変ぶりになんだかなぁと感じはするものの、忠輝と仲直りして一緒に将軍家対策に勤しむ姿は良かった。物語のラストはそうかそこでやめちゃうかとも思ったが、確かにそこが引け時なんだろうな。しかし、それにしても隆慶一郎、つくづく惜しい人である。2015-622015/04/24
ken_sakura
17
とても面白かった。逸品♪( ´▽`)陽性。ちょっと無い上手い始まりの上巻、ギョッとする大技な筋が表れる中巻、痛快でありながら静かに幕が落ちる下巻。今でも短い作家人生を惜しむ声を聞く隆慶一郎ですが、それも分かる面白い物語でした。物語のどこをどうより、隆慶一郎ですものね、な読後感(^_^)生まれた時に容貌怪異なため、父徳川家康に「捨てよ」と言われた六男鬼の子松平忠輝の物語。通して、生誕(1592)から高田藩改易(1616)まで。下巻は23歳から25歳辺りの三年。薦めてくれたおもしろ本棚の先生に感謝2016/09/25
蕭白
8
もう少し先の忠輝の姿も読んでみたかったなぁ。2018/05/30
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