内容説明
江戸に「封(ほう)」がおる──。そう告げて死んだ権現徳川家康。封とは万能の仙薬で、白狐になってしまった《鬼火》を人間に戻せるかもしれないという。封を求め、江戸を訪れた宮本伊織と《鬼火》の兄弟は、隻眼の辻斬りに突如襲われる。その正体は、強大な妖力を持つ九尾狐に憑かれた伊達政宗だった! 柳生宗矩親子と協力し、政宗率いる物の怪どもをメッタ斬り。痛快シリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
σ(-。-)
17
あれ?本当に、うろうろしてる話だったかも。(笑) 今回は、ほろりとさせつつ、ぐっと、盛り上がって終わる、にくい巻だったね。次の展開も楽しみ。いつ発売だっけか?読メ新刊情報、アテにしてる。2013/04/16
佳乃
14
なんだか少しゴチャゴチャし過ぎなのでは・・・まぁ、幸村のおねぇキャラは嫌いじゃないけどね。それにしても政宗をあんな風に書かれるのは・・・なんだか嫌な気分。2014/12/10
くりこ
13
シリーズ2作目でようやくこのシリーズの楽しみ方を掴めた気がします。史実がどうっていうのを気にしたらやっぱりダメですね。ということで、出てくる戦国武将は知ってる名前でも全く関係ないものとして読んで行くとそのキャラクターにもなじんでいけるようになってきました。 真田幸村のキャラがますます強烈でおかしかったです。2014/10/17
DONA
8
歴史上の人物が次々登場し、生きてるんだか死んでるんだかわかりにくい状況で、混乱しそうになりました。これだけの天才剣士が揃っているのに、それに匹敵する実力を持つ伊織って何者!?2013/09/09
bookshelf_yt07
7
【あらすじ】鬼火となった弟をもとに戻すべく、不老不死の仙薬を求め、江戸に向かった伊織。旧知の柳生宗矩の裏道場に身を寄せるが、なぜか隻眼の辻斬りに襲われる。しかも、その正体はあの武将だった。【感想】家康、秀忠、真田幸村、柳生十兵衛など戦国武将がこれでもかと登場する。大河ドラマなどでは血生臭い戦いや策略が繰り広げられるが、このシリーズはなんともコミカルだ。主人公伊織が強い剣豪でも天下取りに興味ないので、武将たちのコミカルさが際立つ。2021/07/22