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内容説明
飛行機事故による死者は、全世界で年間500人程度である。飛行機による重大事故の発生率は年々減る傾向にあるが、事故はゼロになっていないし、今後ゼロになることもあり得ない。一方で、事故をゼロに近づけようという努力は常に続けられてきている。本書では、過去の飛行機事故の事例を分析し、事故はなぜ起きたかを検証したうえで、事故を減らすために機材や安全装置がどのように進歩してきたかを解説する。(ブルーバックス・2015年4月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
36
#説明歌 #短歌 事故DB機種別全損事故件数フライトセーフティファウンデーション。事故紹介山盛り雑誌の記事のごと事故原因はわからぬままに。飛行機の事故の分類原因の調査分析本写真だけ 2017/03/13
禿童子
31
飛行機事故の歴史、原因、状況など詳細な説明が行き届いている。昇降舵、方向舵、補助翼を3軸を制御する「一次操縦翼面」、エアブレーキやスポイラーを「二次操縦翼面」、フラップやスラットは離着陸時の揚力増加のための「高揚力装置」と呼ぶ。フライ・バイ・ワイヤのためのソフトウェアを「飛行制御則」と言う。縦軸を高度、横軸を速度にした飛行可能な領域のグラフを「フライトエンベロープ」と呼び、このグラフのラインの外側に出ないように自動的に制御するのが飛行制御則の機能。大変分かりやすくて仕事の参考になりました。2020/02/03
スプリント
11
本書は飛行機事故の原因と防止策を解説するとともに過去の飛行機事故の事例をカテゴリ分けして紹介しています。2014年から原因不明の飛行機事故や撃墜、副操縦士の自殺など様々な要因の事故が発生しています。起きてしまった事故から何を学び未来に活かしていくのか深く考えさせられます。2015/05/27
cape
10
飛行機の重大事故をデータと事例をもとに淡々と解説。飛行機事故の恐ろしさ、その複雑さがわかるとともに、事故が減り安全性が高まっていることがわかったが、事故が0にはならないこともわかった。海外出張で可能な限り日本の航空会社を選ぶのは、マイルのためではないってことを、職場の人にはわかってほしいと思った。まぁ、それもなくはないけど。それと、航空事故の恐ろしさは、堕ちるまでの恐怖につきる。堕ちるときは早めに安らかに気を失うような開発もしてほしいな。2015/07/12
F4ふぁんとむ
6
もう飛行機事故でおなかいっぱい。昨日読んだデータ集のほうが、書籍としては充実していた。2017/08/16