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内容説明
波であり粒子でもある光とは何か? 「特殊相対性理論」をはじめとするアインシュタインの三論文が切り拓いた現代宇宙論の全史を徹底的に解説。宇宙再膨張の鍵を握る真空エネルギーと「宇宙項」の謎に迫る。
目次
プロローグ アインシュタインの偉大な遺産
第1章 物理学に立ちはだかる2つの暗雲
第2章 特殊相対性理論から一般相対性理論へ
第3章 一般相対性理論とブラックホール
第4章 量子論の発展とアインシュタインの立場
第5章 宇宙は膨張しているか?
第6章 ビッグバン宇宙が解決できなかった謎
第7章 大統一理論で宇宙の膨張を探る
第8章 宇宙創世のシナリオと宇宙の多重発生
第9章 アインシュタインの宇宙項は復活するか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牧神の午後
7
最後の2章は高度すぎて結論以外、ついていけなかったのだけど、奇跡の年のアインシュタインの理論から、宇宙の始まりの研究の進展を過度に簡略化せずに説き起こしてくれている本。ただ、エヴェレットの多世界解釈も含めた多次元宇宙の辺りや超弦理論のあたりもカバーしてほしかったな、と思いつつ、この本の最後の方のノリでやられるとついていけなさそうな不安も大きい。2017/02/21
BIN
6
序盤はアインシュタイン奇跡の年(1905年)の光量子仮説、ブラウン運動、特殊相対性理論について述べられて、そこから相対論と量子力学の話に入り、中盤以降は宇宙に繋がります。中盤以降は結構専門的です。初期の量子力学や相対論についてはちょこっとしたエピソードが結構あるのが良かった。最後は著者のインフレーション理論に登場する宇宙項についてです。2022/06/21
あいぎす
0
この人の宇宙系の本はほとんど買ってしまったくらいはまる。
J Y
0
宇宙物理学に関して広く浅くという感じの本。最初の相対論の章は初心者にとって分かりやすいように書かれていたと思う。しかし、後半は自分にとっては難解なものが多く、ペンローズ図の辺りはチンプンカンプンだった。とはいえ自分が知らなかった物理の理論など、新たな発見もあり有用な一冊であったと言える。何回か読んで理解を深めようと思う。2014/11/19
しょうたろうさん
0
○2010/03/01